MNP（乗り換え）のやり方｜手続きの手順を分かりやすく解説【体験談付き】

スマホの契約でよく耳にするようになった「MNP」。
利用中の携帯電話番号を持ち運べる便利な制度ですが、やり方がイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、MNP手続きの手順を3つのステップで分かりやすく解説します。
体験談に基づく情報もお伝えしますので、詳細を確認しながらMNP手続きの準備ができるでしょう。

また、初めての方でもスムーズかつお得にソフトバンクへ乗り換えられる申し込み窓口をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

MNP（乗り換え）のやり方は簡単！手順は3ステップ

MNPのやり方が難しそうだとお考えの方、ご安心ください。
以下の3ステップで、自分でも簡単に手続きできます。

簡単だといわれても、実際にやってみないと分からないことが多いでしょう。
ここではMNPのやり方を、体験談を含めて分かりやすく解説します。

なお、MNPの概要やメリットについて知りたい方は「【最新】MNPとは？メリット・手順・注意点をわかりやすく解説」も併せてご覧ください。

1ステップ①契約中のキャリアでMNP予約番号を取得する

MNPの最初のステップは、現在契約しているキャリアでMNP予約番号を取得することです。

ここで注意したいのは、間違えて解約手続きをしないこと。
解約手続きをしてしまうと、現在使っている電話番号は失効してしまいます。

電話番号を引き継いでキャリア変更をするには、MNP予約番号の取得が必要です。

ここからは「MNP予約番号とは何か」についてや、「取得方法」「体験談」をご紹介します。

MNP予約番号とは

MNP予約番号とは、MNP手続きをする際に必要な10桁の番号のことです。

MNP予約番号は、MNP転出するキャリアに連絡して取得し、乗り換え先のキャリアで申し込みをする際に提示します。

そうすることで、現在使用中の電話番号を引き継げるようになります。
ただし予約番号には15日間の有効期限があり、期限内にMNP手続きを完了させなければなりません。

MNP予約番号を取得すると有効期限も表示されるため、忘れずにメモしておきましょう。

なおMNP予約番号を取得した時点で、現在利用しているキャリアが解約されるわけではありません。
MNP手続きが完了して、乗り換え先の回線がつながるまでは、通常どおり今のスマホを使えます。

MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号の取得方法は、「WEB」「電話」「店舗」の3つです。

【取得方法①：WEB】
契約しているキャリアのマイページにログインして、MNP予約番号の申し込みを行います。
24時間受け付けており、場所や時間を選ばず申し込めるのがメリットです。

【取得方法②：電話】
MNP予約番号のお問い合わせ窓口に電話をして、申し込むことも可能です。
スマホまたは一般電話で指定の番号をダイヤルして、オペレーターにMNP予約番号の発行を依頼します。
キャリアによって受付時間が異なるため、事前に確認しておきましょう。

【取得方法③：店舗】
実店舗のあるキャリアの場合は、来店してMNP予約番号を取得できます。
ただし、事前に来店予約をする必要があるため注意が必要です。
キャリアによっては店舗そのものがない場合もあるので、詳細を確認しておきましょう。

上記3つの方法でMNP予約番号を取得できますが、「オペレーターや店舗スタッフに相談したいことがある」など、特別な事情がない限りはWEBでの申請がおすすめです。

また店舗でMNPの手続きをする際、基本的に転出時の引き止めなどの行為はできません。
とは言え、対面で申し込みをする際に転出の理由を聞かれたり、他のプランやサブブランドへの変更を勧められたりする場合があることを覚えておきましょう。

【体験談】MNP予約番号をWEBサイトから取得してみた

ここでは、MNP予約番号を取得する流れを、実体験をもとにご紹介します。

今回は、サブ回線で利用していた『mineo』から『UQモバイル』へ申し込みました。

まず、『mineo』のWEBサイトからMNP予約番号を取得します。

取得までの流れは以下のとおりです。

なおメールチェックをしなくても、公式サイトの「携帯電話番号ポータビリティ（MNP）予約番号情報確認」で確かめることも可能です。

2ステップ②乗り換え先のキャリアに申し込む

MNPの次のステップは、乗り換え先のキャリアに申し込むことです。
申し込みには「新規契約」と「MNP」の2種類があるため、「MNP」を選びましょう。

ここでは、申し込む方法と手続き時に必要なものを解説します。

申し込み方法

乗り換え先のキャリアに申し込む方法は、おもに「店舗」「公式オンラインショップ」「WEB代理店」の3つに分けられます。

【申し込み方法①：店舗】
ドコモショップ・ソフトバンクショップなど、各キャリアの実店舗へ足を運んで申し込めます。
店舗スタッフに相談しながら、機種やプランを決めたい方にピッタリの方法です。
事前に来店予約が必要なケースが多いため、確認しておきましょう。

【申し込み方法：②公式オンラインショップ】
各キャリアの公式オンラインショップでも、MNP転入手続きが行えます。
基本的な流れは店舗と同じで、質問などがあればチャット機能を活用できます。
希望する端末やプランなどが決まっている方にピッタリの方法です。

【申し込み方法③：WEB代理店】
各キャリアのWEB代理店で、MNP転入手続きをする方法もあります。
取り扱う端末やプランの種類は、公式オンラインショップと同じです。
WEB代理店ならではの特典を用意している場合もあり、キャンペーン中のタイミングで手続きをするとお得です。

自宅にいながら簡単かつお得に手続きしたい方は、WEB代理店からの申し込みをおすすめします。
たとえば「モバシティ」は、ソフトバンク携帯の正規WEB代理店で、2万円の高額キャッシュバックやスマホ端末の大幅割引が受けられるので、大変お得です。

「大手キャリアが安心」「ソフトバンクへ乗り換えたい」とお考えの方は「モバシティ」までお気軽にお問い合わせください！

申し込みに必要なもの

MNP転入の申し込みに必要なものは主に以下の4点です。

【MNP予約番号】
メモしておいたMNP予約番号と有効期限が必要です。
忘れてしまった場合は、メールや公式サイトのマイページから確認しましょう。

【本人確認書類】
運転免許証・マイナンバーカードを用意します。
上記書類がない場合は、健康保険書と何かしらの補助書類などで本人確認できる場合があります。
本人確認書類として有効なものを確認しておきましょう。

【支払い手続きに必要なもの】
毎月の支払いに必要なクレジットカード、または銀行口座情報を用意します。
口座振替では、金融機関届出印が必要な場合があります。

【必要な費用】
スマホ端末を購入する場合など、手続き時にかかる代金が必要です。
契約事務手数料として3,300円が発生する場合があります。

未成年者や外国籍の方が申し込む際は、他にも書類が必要です。
また、キャリアごとに必要な書類が異なる場合もあります。

4大キャリアへの乗り換えを検討している方は、キャリア別で必要なものを以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。

関連記事

『携帯乗り換え（MNP）の必要書類は４種類』

【体験談】公式オンラインショップからMNP申し込みをしてみた

UQモバイルへの乗り換えは、公式オンラインショップから申し込みました。
SIMカードのみの申し込みでしたが、ちょうど1万円のキャッシュバックキャンペーン中でお得でした。

そのときの流れは以下のとおりです。

3ステップ③開通手続き

MNP手続きの最後のステップは開通手続きです。

開通手続きとは現在使っているキャリア回線から、乗り換えるキャリア回線へ切り替える作業のことです。
作業といってもいたって簡単で、数十分から1時間程度で終わります。

ここでは、店舗申し込みとオンライン申し込みの場合に分けて、開通手続きの方法を解説します。

店舗申し込みの場合

店頭申し込みでMNP転入手続きをする際は、店舗スタッフが開通手続きまでおこなってくれます。
「開通手続きは難しそう」「やり方が分からない」という方でも、店舗での手続きなら安心です。

開通手続きにともなう作業に、SIMカードの差し替えやスマホの設定などもあります。
SIMカードの取り出し方や種類について知っている方は問題ありませんが、初めての場合は店舗スタッフのサポートがあると安心して作業を進められるでしょう。

また、回線の切り替えが終わった後に、APN設定をしなければネットワークにつながらないケースがあります。
店舗申し込みであれば、スマホやインターネットに詳しい店舗スタッフが、インターネットを使える状態までサポートしてくれるので安心です。

作業がスムーズに進むかにもよりますが、早くて30分ほどもすれば手続きは完了して、乗り換え先の回線を使えるようになるでしょう。

オンライン申し込みの場合

オンライン申し込みの場合は、SIMカードやスマホ端末が届いてから自分で開通手続きを行います。
難しいイメージがあるかもしれませんが、実は開通手続きはそれほど難易度が高くないので心配いりません。

基本的には、郵送物に同封されている「開通手続きの案内」にURLまたは電話番号が記載されていて、ガイダンスに従い操作を行います。
入力するのに必要な情報は、乗り換える携帯電話番号と新しいSIMカードのICCID（識別番号）下4桁です。

開通手続きの申し込みが終わると開通処理が行われ、数十分～1時間ほどで完了します。
なお、開通手続きには受付時間があり、時間外に申し込むと開通処理が行われるのは翌日になるため注意が必要です。

最後に、スマホの設定やデータ移行など必要な操作を行い、MNP手続きは完了です。

【体験談】SIMカードが届いたので開通手続きをしてみた

では実際に開通手続きはどのような流れで行うのか、体験談の続きをご紹介します。

『UQモバイル』に申し込んでから、2日後にSIMカードが届きました。
SIMカードと一緒に送られてきた「UQモバイルはじめてガイド」にやり方が書いてあったため、それを見ながら以下の手順で手続きを進めました。

「実行する」をタップしてから15分後に回線切り替え完了のメールが届き、再起動したのちUQモバイルの電波をつかみ、APN設定も自動で行われました。
手動で操作する場合は「設定」→「モバイルネットワーク」→「APN設定」の順番で必要項目を入力します。

開通手続きにかかった時間は、SIMカードの差し替えから回線処理が終わってネットを使えるようになるまで30分程度でした！

MNPで失敗しないためのポイント・注意点

上記で体験談を含めて説明したとおり、MNPのやり方はそれほど難しくありません。
しかし、スムーズに手続きを行うために気を付けなければならないこともあります。

ここでは、MNPで失敗しないポイント・注意点を大きく3つ解説します。

1MNP予約番号は有効期限あり！乗り換え先とタイミングを決めておこう

MNP予約番号には有効期限があるため、取得後はすぐに乗り換え先で申し込みを行いましょう。

MNP予約番号の有効期限は15日間で、期限内にMNP手続きを完了させる必要があります。
店舗での申し込みでは、手続き完了まで最短当日で完了できるケースが多いですが、オンライン申し込みの場合はSIMカードの郵送などに時間がかかるため注意しましょう。

多くのキャリアではオンライン申し込みの際に、MNP予約番号の有効期限残日数を10日前後に設定している場合があります。

有効期限がギリギリになってから申し込みを行うことにならないよう、乗り換え先とタイミングを事前に決めておくとよいでしょう。

なお「MNP予約番号の有効期限が過ぎてしまった」「有効期限の残日数が足りない」などの場合は、改めてMNP予約番号を取得しなおす必要があります。
とくにペナルティなどはありませんが、再取得の手間がかかってしまいます。

2今のスマホが使えない場合も！動作確認・SIMロックの確認を

MNPで失敗しないために、今のスマホを継続して使う場合は動作確認・SIMロックの確認をしておきましょう。

スマホはそのままでSIMカードだけを申し込む場合、今のスマホが使えないことがあるため注意が必要です。
乗り換え先のキャリアでは、公式サイトで動作確認済みのスマホ端末をリストアップしています。
今使っているスマホが動作確認されているかチェックしましょう。

また、2021年以前に販売されたスマホの場合は、SIMロックがかかっていないか確認してください。
SIMロックとは、販売元のキャリアと異なる回線で使えないようスマホに制限をかけることです。

SIMロックがかかっているスマホを使っている場合は、販売元のキャリアでSIMロック解除を申請できます。
店舗や電話でも可能ですが、手数料のかからないWEBでの申し込みがおすすめ3家族割や名義を確認！今の契約内容によってはMNP手続きが複雑に

今の契約内容によっては、MNP手続きが複雑になるため注意が必要です。

たとえば「家族割」「光セット割」など割引オプションを利用している場合は、これらを整理しないとMNP予約番号を発行できないケースがあります。
店舗やオンラインの対面サービスなどを活用して、サポートを受けながら手続きを進めるとよいでしょう。

名義に関しても、手続きをスムーズに行うために、各キャリアのルールを確認しておくと安心です。
例外もありますが、MNPは原則として同じ名義で手続きを行います。
異なる名義で転入手続きをすると、審査にとおらない場合があるため注意が必要です。

MNPを機に名義変更を検討している場合は、名義変更の可否を確認してから手続きを始めましょう。
なお、格安スマホのなかには契約後に名義変更ができない会社もあるため、その場合は先に名義変更をしてからMNP手続きを行うとよいでしょう。

MNPの手続きに関するよくある質問と回答

MNPの手続きは、実際にやってみないと分からないことが多々あります。
ここでは、MNPの手続きに関するよくある質問をまとめました。

1MNP予約番号を取得して使わなかったらどうなる？

結論からいいますと、MNP予約番号を使わなくてもとくに問題はありません。
そのまま15日間の有効期限が切れて、番号が失効するだけです。

MNP予約番号を取得しても、開通手続きまで終わらなければ元のキャリアは解約されません。
使わずに有効期限が切れても、次回取得できなくなるといったペナルティなどもありません。

もう一度MNPをする場合は、改めてMNP予約番号を取得しましょう。
その際は、以前と全く異なる番号が発行されます。

2MNPに料金はかかるの？初期費用はいくら？

MNPの手続き自体に料金はかかりません。

以前はMNP転出手数料がおおむね3,300円に設定されていましたが、総務省が公表したガイドライン改正によると、2021年4月からMNP転出手数料は原則無料です。

また、今では「2年縛り」のような契約期間を定めた割引サービスや、それにともなう中途解約金も廃止されています。

しかし契約者や乗り換え先のキャリアによっては、以下の料金が初期費用として発生する場合があります。

なおMNP手続きを行う月は、元のキャリアの月額料金と乗り換え先の月額料金が発生します。

基本的に解約月は満額、契約初月は日割り計算になるケースが多いため、できる限り月末に手続きを完了させると費用を抑えられます。

MNPにかかる手数料や費用についての詳細は「MNP手数料は原則無料！最新の乗り換え費用や注意点を解説【2023年】」でも分かりやすく解説していますのでご覧ください。

3MNPでいつ切り替わる？解約のタイミングは？

MNPでは、乗り換え先のキャリアで開通処理が完了した時点で、元のキャリアは自動解約されます。

「MNP予約番号が発行されると解約される」「SIMカードが郵送されるまでスマホが使えなくなる」などと心配する方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。

スマホが使えなくなる時間に関しては、厳密にはSIMカードを差し替えてから開通処理が終わるまでの数十分、長くても1時間程度です。
大事な用事がある場合は、その時間帯を避けて開通手続きをするとよいでしょう。

解約やスマホが使えなくなるタイミングについて心配な方は、以下の記事でくわしく解説していますのであわせてご覧ください。

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『MNPで今の端末はいつまで使える？格安SIMは即日MNPが重要！』

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まとめ

MNPのやり方を体験談付きで解説しました。

手続きの手順は、以下の3ステップで簡単に行えます。

手続きをスムーズに行うために気をつけたいのは以下の3つです。

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