中古スマホで携帯乗り換え(MNP)するメリットと注意点!
携帯乗り換え(MNP)するとき電話番号は変わりませんが、乗り換え先で利用する端末は用意する必要があります。
その際、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアで新しく購入すると24回分割払いでも毎月の支払いが負担になりますよね。そのため、中には「スマホを中古で安く購入してSIMカードだけ新規申し込みしたい!」という方もいるのではないでしょうか?
そんな方に、今回は中古スマホで携帯乗り換え(MNP)するメリットと注意点をご紹介します。
大手キャリアや格安SIMではSIMカードのみの新規契約は可能。中古スマホを購入して携帯乗り換え(MNP)すればお得な乗り換えができます。
しかし、中古スマホを購入するとき選び方を間違えると使えないことがあるので、選び方は理解しておく必要があります。
ここからは中古スマホで携帯乗り換え(MNP)するメリットと購入するときの注意点をご紹介します。
中古スマホでも大手キャリアでMNPは可能!
携帯乗り換え(MNP)では通常、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアで機種を購入しますよね。
しかし最近の機種は高い。特にiPhoneの本体価格は10万円前後するため、24回分割で購入しても毎月の支払い負担は大きくなってしまいます。
そこで中古スマホを購入してSIMカードのみ申し込みすれば月額料金の負担は軽減されるのです。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアではSIMカードのみでも携帯乗り換え(MNP)の新規申し込みはできます。
基本的な手続きは通常の携帯乗り換え(MNP)と同じように以下の流れで進めます。
- 現在契約しているキャリアからMNP予約番号を取得する
- 乗り換え先のキャリアで新規申し込みを行う
MNP予約番号は各キャリアのMNP専用窓口に電話すれば10分~15分で取得できます。
1新規申し込みで必要なもの
新規申し込みの手続きには際しては、通常の契約と同じように以下のものが必要です。
➀MNP予約番号(15日の有効期限を過ぎていないもの)
➁契約者の本人確認書類(コピーは不可)
・運転免許証/パスポート/マイナンバーカード(個人番号カード)
・健康保険証+補助書類(光熱費の領収書など)
・住民基本台帳カード(顔写真があるもの)
➂毎月の支払い手続きに必要なもの
・契約者本人の「クレジットカード」または「キャッシュカード」
・預金通帳とお届け印
さらに上記の必要なもの以外にSIMカードのみ申し込みを行うときは以下のいずれかの端末の用意も必要です。
- SIMロック解除済端末
- SIMフリー端末
SIMカードのみで申し込みではSIMロックがかけられた端末では受け付けてくれないので、今までの端末で乗り換える際は注意が必要です。
ドコモ、au、ソフトバンクの端末は自社の端末しか使えないように「SIMロック」がかけられています。
そこで、今まで利用していた端末で携帯乗り換え(MNP)する場合、契約していたキャリアに依頼してSIMロックを解除してもらう必要があります。
また、現在では格安SIMに携帯乗り換え(MNP)する人は多いですが、手続きの流れや必要なものは基本的に同じです。
格安SIMでは端末とセット購入しない限りSIMカードのみの申し込みになるので中古スマホは欠かせないものになっています。
中古スマホでMNPするメリットとは?
中古スマホでも携帯乗り換え(MNP)はできますが、どんなメリットがあるのか気になりますよね。
ここでは、中古スマホで携帯乗り換え(MNP)するメリットを考えていきましょう。
1メリット➀ 月額料金の負担が減る
前項でも話しましたが、中古スマホで新規申し込みを行えば端末を購入する必要がなくなるので月額料金の負担を大幅に軽減できます。
最近の機種は高額なので大抵の人は24回分割で購入します。
例えば90,000円のスマホを24回分割で購入した場合、単純計算で3,750円/月×24回=90,000円です。
そこで中古スマホで携帯乗り換え(MNP)すれば機種の分割払い3,750円の支払いが不要。「基本料金プラン+データプラン」のみの支払いになるので月額料金の負担は減りますよね。
24回分割で機種を購入すれば2年間は月額料金の負担は大きくなるので、機種にこだわりがなければ中古スマホで携帯乗り換え(MNP)した方がお得です。
2メリット➁ 機種選びの選択肢が広がる
ドコモ、au、ソフトバンクで機種を購入する場合、そのキャリアで取り扱っているメーカーの機種のみに限定されます。格安SIMでも端末とセット購入はできるものの機種の数が少ないのが現状です。
そこで中古スマホで携帯乗り換え(MNP)すれば機種の選択肢が広がります。
中古スマホは基本的に「SIMフリー端末」から選びますが、シャープやソニー、パナソニックといった有名国内メーカーからもSIMフリー端末が販売され中古でも購入可能。さらに最近ではiPhoneや大手キャリアでは扱っていない海外メーカーのSIMフリー端末も中古で購入でき人気を博しています。
国内メーカーのAndroid端末やiPhoneは高性能でデザイン性も優れた機種が多いですよね。その高性能のSIMフリー端末が中古スマホなら機種の選択肢が広がり定価よりもかなり安く手に入れられるのです。
中古スマホで携帯乗り換え(MNP)する一番のメリットは何といっても端末の分割払いが不要になることです。
現在の機種は10万前後するモデルもあるので、24回分割でも毎月の負担は大きくなってしまいます。そこで中古スマホで申し込みすることで毎月の負担も軽減できるのです。
中古スマホを購入するときの注意点!
中古スマホを購入するとき、基本的にSIMフリー端末の中から探していきますがいくつか注意点があります。
せっかく欲しい機種を安く購入しても、選び方を間違えてしまうと使えない可能性もあるのです。
1注意点➀ 中古スマホは「白ロム」端末から選ぶ!「赤ロム」端末は要注意!
中古スマホとして販売されている端末は一般的に「白ロム」と呼ばれています。
「白ロム」とは情報がすべて消去されSIMカードが入っていない端末を指します。
一般的に中古スマホとして販売されている白ロム端末はSIMロック解除がしてあるので、乗り換え先のキャリア・MVNOのSIMカードを差し込めば利用できます。
しかし、現在では膨大な数の中古スマホが出回っており、その中には「赤ロム」と呼ばれる端末が存在しています。
「赤ロム」とは何らかの理由でネットワーク利用制限がかけられた端末を指し、SIMカードを指しても利用できません。
赤ロム端末は価格が安い特徴があります。
その魅力に引かれて購入しても一切使うことはできないので、間違っても赤ロムは購入しないように注意しておきましょう。
2注意点➁ 保証が効かない機種が多い!
中古スマホはメーカーの保証期間を過ぎている機種が多く故障したときに保証が効かない可能性があります。
新品のスマホには1年間のメーカー保証がついていますが、過ぎている機種はもちろん保証は効きません。そのため、故障したときメーカーに修理が依頼できたとしても実費で修理代金を支払う必要があります。
良心的な店舗では中古スマホにも独自の保証をつけていることもあるので、購入に関わる保証などの条件はしっかり確認しておくことが大切です。
3注意点➂ SIMカードは3種類ある!
白ロム端末は新規申し込みする通信会社のSIMカードを挿せば利用できます。
しかしSIMカードには以下の3つのタイプがあり、購入したSIMカードが対応しなければ当然使えません。
- 標準SIM(mini SIM)
- microSIM(マイクロSIM)
- nano SIM(ナノSIM)
そのため、あらかじめ携帯乗り換え(MNP)する通信会社で使われているSIMカードを調べるのが先決。購入する中古スマホに対応するのかどうかをしっかり確認してから購入するようにしましょう。
ここまで中古スマホを購入するときの注意点を3つご紹介しましたが、「赤ロム」端末だけは絶対に購入しないように注意しておきましょう。
まとめ
最近の機種は高額なので分割購入しても毎月の負担が大きいですよね。
そこで使いたい機種にこだわりがない方は、中古スマホを購入してSIMカードのみ申し込みすれば月額料金の負担が大幅に軽減できます。
その中古スマホは基本的に「SIMフリー端末」から選びますが「白ロム」端末を購入するのが重要。「白ロム」とは情報がすべて消去されSIMカードが入っていない端末を指し、新しいSIMカードを挿せば利用できるようになります。
しかし、中古スマホの中には「赤ロム」と呼ばれるSIMカードを挿しても一切使うことができない端末が存在しています。
赤ロム端末を格安で販売しているケースがあるので、間違っても安さに惹かれて購入しないようにしましょう。