MNP予約番号取得の流れをキャリア別に解説【2023年最新】

現在使用中の電話番号を引き続き利用できるMNPですが、手続きにはMNP予約番号の取得が必要です。

などさまざまな疑問が生じるでしょう。

そこで本記事では、「MNP予約番号について」や「キャリア別の取得方法」を分かりやすく解説します。
携帯電話会社の乗り換えをスムーズかつお得に行いたい方は、ぜひ最後までお読みください。

MNP予約番号とは

「MNP」とは、Mobile Number Portabilityの略語で、携帯電話会社を乗り換える際に電話番号を引き継げる制度のことです。
この制度は2006年に導入され、それ以降はキャリア変更をする際の一般的な手続き方法として多くのユーザーが活用しています。

MNPの概要やメリットについて知りたい方は「【最新】MNPとは？メリット・手順・注意点をわかりやすく解説」もご覧ください。

MNP手続きを行う際は、はじめにMNP予約番号を取得する必要があります。
ここでは、MNP予約番号の目的や番号取得方法を解説します。

1乗り換え時の電話番号引き継ぎに必要な番号

「MNP予約番号」とは、携帯電話会社を乗り換える際に電話番号の引き継ぎに必要な10桁の番号のことです。

この番号は、乗り換え先の携帯電話会社へ申し込む際に、提示または入力することが求められます。
MNP予約番号とあわせて有効期限の入力も必要となるため、番号取得時は有効期限とセットでメモしておきましょう。

なお、同じ系列の通信事業者間で乗り換えをする場合は、MNP予約番号が不要なケースもあります。
たとえばソフトバンクからワイモバイルやLINEMO、auからUQモバイル、ドコモからahamoへ乗り換える際は、MNP予約番号は必要ありません。

また「電話番号を変えたい」「携帯電話を持っていない」という場合は、MNP予約番号の取得は不要で、希望する携帯電話会社へ新規契約を行います。

2MNP予約番号は乗り換え前のキャリアで取得する

MNP予約番号は、乗り換え前のキャリアで取得します。

この時点で、間違えて解約手続きを行わないよう注意しましょう。
解約手続きをしてしまうと、現在使っている電話番号は失効してしまいます。

MNP予約番号の取得方法は大きく以下の3つに分けられます。

取得方法①：店舗

携帯電話会社の店舗へ足を運び、ショップ店員のサポートを受けながら手続きを行う方法です。
利用中のスマホと本人確認書類など、必要なものを事前に確認しましょう。

ただし格安スマホなど、店舗を持たないキャリアもあるため注意が必要です。
なお、事前にWEBまたは電話で来店予約をしなければならないケースも多いため、特別な事情がない限り、WEBか電話でMNP予約番号の取得をした方が効率的だといえます。

取得方法②：電話

MNP予約番号のお問い合わせ窓口へダイヤルして手続きを行う方法です。
オペレーターに分からないことを聞けるメリットがありますが、電話がつながるまでに時間がかかったり、引き留めの質問をされたりすることがデメリットに感じる方もいらっしゃいます。

取得方法③：Web

各キャリアの公式サイトには、各種手続きを行うためのマイページがあり、MNP予約番号の申し込みも可能です。
申し込みは24時間受け付けているため、忙しい方でも手続きしやすいおすすめの方法です。

【キャリア別】MNP予約番号の取得方法と手続きの流れ

MNP予約番号の取得方法や手続きの流れは、キャリアごとに若干の違いがあります。

現在契約中のキャリアの公式サイトなどを事前に確認して、スムーズに手続きができるよう準備しましょう。

ここでは、4大キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル）のMNP予約番号取得方法と、手続きの流れをご紹介します。

1ドコモ

ドコモでは、店舗・電話・WEBのいずれかの方法でMNP予約番号を取得できます。
手続きの流れは以下のとおりです。

【店舗】

1. 公式サイトの「ドコモショップ／d garden検索」で最寄りのドコモショップを探す
2. WEBか電話で来店予約をする
3. 必要書類を持参してドコモショップで手続きを行う

【電話】

1. ドコモの携帯電話専用窓口（151）へダイヤルする
   ※一般電話などからは0120‐800‐000
   ※受付時間：9時～20時
2. 音声ガイダンスに従ってプッシュボタンを押す
   ※音声ガイダンススキップ番号　4→2→2
3. オペレーターにMNP予約番号発行を申し込む
4. 本人確認のため「契約者電話番号」「ネットワーク暗証番号」を伝える
5. MNP転出についての説明を受けながら手続きを進める
6. 受付終了後にSMSでMNP予約番号が送信される

【WEB】

1. My docomoへアクセスしてdアカウント・パスワードでログインする
   ※受付時間：24時間
2. 「その他のお手続きはこちらから」をタップする
3. 「携帯電話番号ポータビリティ予約（MNP）」をタップする
4. 注意事項の確認など指示に従い手続きを進める
5. 確認画面をチェックしてから「手続きを完了する」をタップする
6. 数分後にMNP予約番号と有効期限が表示される

2au

auでも、店舗・電話・WEBでMNP予約番号の発行手続きができます。
手続きの流れを以下にまとめます。

【店舗】

1. au公式サイトの「ショップ検索・来店予約」から最寄りのau Style／auショップを検索する
2. WEBか電話で来店予約をする
3. 本人確認書類など必要書類を用意して、auショップへ行き手続きを行う

【電話】

1. MNPの予約をするスマホ本体から0077‐75470へダイヤルする

※186を付けて携帯電話番号を通知すること
※受付時間：9時～20時

2. ガイダンスに従いプッシュボタンを押す
   ※1を2回押すとオペレーターにつながる
3. オペレーターにMNP予約番号を発行してほしい旨を伝える
4. 契約者情報など必要情報を伝える
5. 解約にかかわる重要事項の説明を受ける
6. 受付終了後に157よりSMSにてMNP予約番号の通知を受ける

【WEB】

1. My auへログインする
   ※受付時間：24時間
2. 画面上部の「スマートフォン・携帯電話」をタップする
3. 「ご契約内容／手続き」→「お問い合わせ／お手続き」→「MNPご予約」の順にタップする
4. 注意事項・暗証番号・転出理由などを確認して手続きを進める
5. 「解約にあたっての重要事項説明書」を確認してから「同意する」をタップする
6. 「予約番号を発行する」をタップしてSMSにてMNP予約番号の通知を受ける
   ※20時以降に受付完了した場合は、翌日9時以降に通知

3ソフトバンク

ソフトバンクでも、店舗・電話・WEBでMNP予約番号を取得できます。
手続きの流れは以下のとおりです。

【店舗】

1. ソフトバンク公式サイトから最寄りの店舗を探す
2. WEBまたは電話で来店予約をする
3. 免許証など本人確認種類を用意してソフトバンクショップで手続きを行う

【電話】

1. 携帯電話番号ポータビリティ（MNP）お問い合わせ窓口へダイヤルする
   ※ソフトバンク携帯から＊5533／一般電話から0800‐100‐5533
   ※受付時間：9時～20時
2. ガイダンスに従って1を押す
3. 4桁の暗証番号をプッシュする
   ※分からない場合はそのまま待機しているとオペレーターにつながる
4. オペレーターにMNP予約番号を発行したい旨を伝える
5. 解約にかかわる説明や質問に答えながら手続きを進める
6. SMSにMNP予約番号が送信される

【WEB】

1. My SoftBankへログインする
   ※受付時間：24時間
2. 「設定・申し込み」へ進む
3. 「設定・変更」→「契約者情報の変更」の順にタップする
4. 「番号ポータビリティ（MNP）予約関連手続き」へ進む
5. 「番号ポータビリティ（MNP）予約」をする
6. SMSにMNP予約番号が送信される
   ※20時以降に受付完了した場合は翌日9時以降に通知

4楽天モバイル

楽天モバイルのMNP予約番号取得方法は、WEBと店舗のみです。
手続きの流れは以下のとおりです。

【WEB】

1. my楽天モバイルにログインする
   ※受付時間：24時間
2. 「各種手続き」画面を表示し、「その他のお手続き」から「手続きへ進む」をタップする
3. 「他社へのお乗り換え（MNP）」をタップする
4. 必要事項の入力後に「MNP予約番号を発行する」をタップする
5. MNP予約番号を確認する

【店舗】

1. 楽天モバイル公式サイトの「ショップ（店舗）を探す」から最寄りの楽天モバイルショップを探す
2. WEBまたは電話で来店予約をする
3. 本人確認書類など必要なものを確認して楽天モバイルショップで手続きを行う

MNP予約番号取得に関する注意点

MNP予約番号の取得手続きそのものは決して難しくありません。

しかし、手続きをはじめる前に確認しておきたい注意点が大きく4つあります。

ここでは、それぞれの注意点を解説します。

1MNP予約番号には有効期限がある

MNP予約番号には、予約当日を含めて15日間の有効期限があります。

有効期限までにMNPの手続きを完了させる必要があり、有効期限が切れると自動的にキャンセルされます。

乗り換え先の携帯電話会社や申し込み方法によっては、有効期限の残日数が指定されている場合があるため注意が必要です。
有効期限がギリギリの場合は、店舗での手続きができる可能性がありますが、事前に確認しておくと安心です。

なお、MNP予約番号の有効期限が切れてしまった場合は、再び発行手続きを行います。
再発行にペナルティなどはなく、新しい予約番号が発行されます。

2MNP予約番号の発行に数日かかる場合がある

MNP予約番号の発行は基本的に即日ですが、乗り換え先の携帯電話会社によっては数日かかる場合があるため注意が必要です。

本記事でご紹介した4大キャリアの場合、MNP予約番号は即日、WEBで20時以降に申し込む場合でも翌日9時以降に順次発行されます。
しかし一部の格安スマホなどでは、即日発効には対応しておらず、数日かかるケースがあります。

たとえばイオンモバイルの場合、当日8時までの申し込みで同日の23時に発行されますが、8時以降の申し込みの場合は翌日23時の発行です。
LINEモバイルでMNP予約番号を申し込む場合は、申し込み当日から3日程度で発行されます。

MNP予約番号が即日発行されない携帯電話会社もあるため、事前に確認して計画的に手続きを行いましょう。

3番号取得と解約のタイミングは異なる

MNP手続きを行う際に、番号取得と解約のタイミングは異なることにも注意しましょう。

MNP予約番号の取得にともない、契約中のプランが即解約されるわけではありません。
乗り換え先の携帯電話会社へ申し込み、開通手続きが完了した時点で利用中の携帯電話が自動的に解約されます。

解約のタイミングに関しては、最終月の携帯電話料金は日割りされないのが一般的であるため、月末に手続きを行うのがベストです。

ただし、番号取得に日数がかかったり手続きがスムーズにいかなかったりするケースも想定して、月末ギリギリではなく少し余裕を持ったスケジュールにするようおすすめします。

MNP手続きが月を跨いでしまうと、解約月の携帯電話料金が二重になってしまうので注意が必要です。

4番号取得後は同名義の引き継ぎが原則である

MNP予約番号を取得した後は、原則として同じ名義で引き継ぎをする必要があります。

ただし、MNP手続きと同時に名義変更をしたいと考える方もいるはずです。
格安スマホの場合、契約後の名義変更ができない会社があるため、あらかじめ確認しておく必要があります。

大手キャリアから名義変更のできない格安スマホへMNPをする場合は、手続き前に名義変更を行っておくようにしましょう。
大手キャリアへMNPをする場合は、手続き後に名義変更をおこなうことができます。

▼現在利用中のスマホも、乗り換えたい会社でも名義変更できない場合
一度名義変更できる格安スマホに乗り換えてから、名義変更を行った上で乗り換えたい会社へMNPする方法があります。

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まとめ

ここまで、MNP予約番号を取得する手続き方法や流れについて説明してきました。

現在では、大手キャリアをはじめとするほとんどの携帯電話会社が、WEBまたは電話での申し込みを受け付けています。
自宅にいながら自分で簡単に手続きできるので、店舗へ足を運ぶ手間が省けるメリットがあります。

手続き中にオペレーターに分からないことを質問したい場合は、電話での申し込みが適しています。
一方、効率的に手続きを進めたい場合はWEBでの申し込みがおすすめです。

またMNP予約番号を取得する際の注意点として、以下の4つがあります。

現在契約中の携帯電話会社と乗り換えたい会社の公式サイトを確認して、スムーズにMNP手続きを行うための準備をしましょう。

またソフトバンクへ乗り換える場合は、手厚いサポートとお得な特典が受けられる正規代理店「モバシティ」からのお申し込みをおすすめします。