家族でスマホはどこが安い?大手キャリア&格安SIMで料金比較
家族でスマホを契約するとき、とくに気になるのは「どこに乗り換えると安いか」だと思います。
家族の人数が多いほど毎月の通信費は高額になり、なかには「スマホ代だけで毎月2万円かかっている…」というご家庭も多いでしょう。
しかし通信費は案外簡単に節約できるうえに、家族みんなで使えば「家族割」でお得に利用できるので、この機会に携帯代の見直しをしてもみてもいいでしょう。
そこで本記事では、キャリア系と格安SIM系のサービスに大別して、料金シミュレーションを行いました。
また、家族でスマホ料金を見直すときの5つの注意点もご紹介。
少しでもスマホの固定費を節約したい方の参考になれば幸いです。
目 次
家族のスマホ事情|平均額と乗り換え経験について
スマホをはじめとする携帯の通信費は、固定費のなかでとくに「高い」と感じやすい出費のひとつです。
実際、ALL CONNECTが行った調査によると、「高いと感じる固定支出」の第1位は「スマホ・携帯電話通信費」でした。(参照:PR TIMES)
「うちは毎月けっこうな額の通信費が取られている…ほかと比べて高いのかな?」
このように考える方も少なくないはずです。
それでは、一般家庭の家族の携帯代平均額がどれくらいか見てみましょう。
1家族の携帯代平均額はいくら?人数別に解説
政府が公開している家計消費状況調査によると、2人以上の世帯における携帯電話通信費は、以下のとおりです。
平均 | 世帯人員 2人 |
世帯人員 3人 |
世帯人員 4人 |
世帯人員 5人 |
世帯人員 6人~ |
|
スマートフォン・携帯電話などの通信/通話使用料 | 8,594円 | 12,945円 | 15,345円 | 17,770円 | 21,137円 |
出典:政府統計 家計消費状況調査(2022年):世帯人員・就業者数別特定の財(商品)・サービスの1世帯当たり1か月間の支出(二人以上の世帯)
あくまで平均値ですが、3人以上の世帯だと1万円をオーバーし、6人以上だと2万円オーバーになります。
家族の人数が多い家庭の場合、固定の通信費がかさみ、家計を圧迫する要因になります。
2実際に乗り換え経験があるのはどれくらい?
総務省の資料によると、これまで携帯電話会社を乗り換えたことがある方は、全体の半数以上いたそうです。
出典:総務省:「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」
1回でも乗り換えたことがある方は約4人に1人、2回以上乗り換えたことがある方も約4人に1人以上いました。
また、携帯電話会社を乗り換えた理由を尋ねたところ、「月額の通信料金が安くなるから」と回答した方がもっとも多い結果になりました。
この結果を見ると、じつに多くの方が携帯料金を気にしているのが分かります。
また節約の手段として現在の契約を見直し、他社へ乗り換えていることも見て取れます。
とはいえ、同調査によると、まだ乗り換えたことがない方も半数近く存在するようです。
通信費は毎月固定でかかるため、料金を安く抑えたいなら携帯会社を乗り換えは必要不可欠といえるかもしれません。
まだ乗り換えたことがない方は、これを機に携帯会社を見直してみましょう。
家族のスマホ乗り換えは「キャリア系」と「格安SIM」どちらがベター?
家族でスマホのプランを乗り換える場合、選択肢は大きく以下の2つに分けられます。
1.キャリア系
NTTdocomoやSoftBank・au・楽天モバイルなどの大手携帯会社です。
携帯電話の通信設備を自前で持っている会社(MNO)が「キャリア」と呼ばれます。
なおキャリア系は従来のメインブランドに加え、サブブランドやオンライン専用ブランドなど、異なるブランドを展開しています。
- メインブランド:「NTTdocomo」「au」「SoftBank」「楽天モバイル」の4サービス
- サブブランド:「Y!mobile」「UQ mobile」の2サービス
- オンライン専用プラン:「ahamo」「povo」「LINEMO」の3サービス
2.格安SIM系
キャリアの通信設備を借りて、独自の携帯サービスを提供している事業者(MVNO)を「格安SIM会社」と呼びます。
なお「格安SIM系」という言葉はキャリア系の低価格プランも含むことがありますが、本記事ではキャリア系を含めていません。
キャリア系と格安SIM系には、それぞれメリットとデメリットがあります。
両者を比較してみましょう。
1キャリア系のメリット・デメリット
キャリア系のメリット・デメリットを、以下のブランド別に分けてご紹介します。
- メインブランド
- サブブランド
- オンライン専用ブランド
各ブランドには複数の種類がありますが、サービス内容や料金体系には多少の違いがあります。
そのため、こちらでご紹介するメリット・デメリットは、あくまで全体的な傾向であることをご承知ください。
メインブランド
メインブランドのメリット・デメリットには、以下の点が挙げられます。
- ▼メリット
- 実店舗もありサポートが充実している
- データ無制限プランが充実している
- 各社で利用者特典がある
- 通信速度が速い
- 地下や屋内でも電波がつながりやすい「プラチナバンド」対応で通信が安定している
※楽天モバイルのみプラチナバンド未対応。
店舗でのサポートや優れた通信環境など、スマホをストレスなく使いたい方にとって、やはりメインブランドは信頼性が高いです。
また「外で好きなだけデータ量を気にせず使いたい!」方にとっては、データ無制限プランも設定されています。
さらにdポイント、PayPayポイント、Pontaポイントなどのポイントが貯まり、各社提携会社のサービス利用が優遇される点も魅力といえます。
さらに各社で契約すると、以下ような特典を受け取れます。
■ドコモ
・長期利用ありがとう特典
ドコモ回線継続利用期間やランクに応じて還元率がアップ
■au
・auスマートパスプレミアを利用できる
豊富なエンタメコンテンツを無料で満喫
■ソフトバンク
・Yahoo!ショップのポイント還元率UP
・子育て応援キャンペーン
子供の誕生日に初回3000PayPay、翌年以降1000PayPayプレゼント)
ポイントサービスはもちろん、大手キャリアだけの特典を受け取って、お得かつ快適にスマホを利用しましょう。
- ▼デメリット
- データの小・中容量プランは割高
3GBや15GBなどデータ小・中容量プランは割高の傾向にあります。
これらメインブランドは主に、データ無制限プランに魅力を感じる方に向いています。
「外出先で何も気にせずデータを使いたい」方は、安定した通信環境と無制限プランが魅力のメインブランドがおすすめです。
サブブランド
サブブランドのメリット・デメリットには、以下の点が挙げられます。
- ▼メリット
- SoftBankやauの実店舗でも取り扱われておりサポートを受けられる
- メインブランドよりも利用料金が安め
- 通信品質はメインブランドと同じ
Y!mobileやUQ mobileはメインブランドの店舗でも取り扱いがあり、サポートが充実しています。
通信品質も優れているにもかかわらず、料金がメインブランドよりも低料金に抑えられます。
- ▼デメリット
- 家族割や家族間無料通話がない場合もある
- データ無制限プランがないか、通信速度の制限が強い
UQ mobileの家族割や家族間無料通話などのサービスは、2023年2月時点では存在しません。
またデータ無制限プランについては、Y!mobileにサービスはありません。
UQ mobileにはありますが、送受信最大500kbpsと低速になります。
サブブランドは、キャリア系の「低料金」ブランドとしての地位を確立しています。
安定した通信品質がほしく、データ使用量はそこそこで料金を低めに抑えたい方におすすめです。
また、サポートの充実を重視する方にも向いています。
オンライン専用ブランド
オンライン専用ブランドのメリット・デメリットには、以下の点が挙げられます。
- ▼メリット
- 利用料金がメインブランドより安い
- 通信品質はメインブランドと同じ
通話品質はメインブランドやサブブランドと同等なため、使用時にストレスを感じることは少なめです。
中容量プランが割安で、コストパフォーマンスに優れています。
- ▼デメリット
- 実店舗でのサポートは充実していない(有料での利用など)
- データ無制限プランがない場合がある
設定や利用方法などについて、店舗や電話でのこまやかなサポートは期待できません。
チャットやメールスタイルでのサポートがメインになるため、スマホ初心者には少々ハードルが高くなる恐れがあります。
また2023年時点では、ahamoやLINEMOにはデータ無制限プランがありません。
オンライン専用ブランドは、対面サポートをあまり必要とせず、高い通信品質でコストパフォーマンスよくスマホを使いたい方に向いています。
2格安SIM系のメリット・デメリット
格安SIM系のメリット・デメリットには、以下の点が挙げられます。
- ▼メリット
- 利用料金がキャリア系よりも安い傾向にある
- 事業者ごとに独自サービスがあり選びがいがある
格安SIMは、データ小容量プランを低価格で利用できるのが最大の魅力です。
また各事業者が独自のサービスを提供しているのも面白い点です。
動画サービスとのセットプランや低速通信が無制限のプランなど、自分のニーズに合わせてプランを選ぶ楽しさがあります。
- ▼デメリット
- 店舗数が少なくサポート面に多少不安が残る
- 通信速度がキャリア系よりも遅い傾向がある
全体的に、契約以外で店舗での丁寧なサポートは受けられることはあまりなく、メールやチャットでのサポートがメインとなります。
※キャリアショップやショッピングモール・オフィシャルショップなどでサポートがある事業者も存在します。
格安SIMはキャリア系と比較すると、通信速度が少々心もとないのもデメリットです。
格安SIM系は、あまり外でのデータ消費がなく、できるだけ月額料金を安く抑えたい方に向いています。
【キャリア系9選】家族のスマホ料金シミュレーション
スマホプランは数多くあるため、家族のスマホ料金がいくらになるのか分かりにくいと感じる方も多いはずです。
そこでここからは、家族のスマホ料金を、「キャリア系」と「格安SIM系」に分けてシミュレーションします。
最初に、キャリア系9選を見ていきましょう。
シミュレーションの前提としてお伝えしたいのは、「キャリア系はブランドの種類により特徴が違う」点です。
前述のとおり、同じキャリア系でもブランドの種類により得意分野が異なります。
単純に値段を比較することはできないため、キャリア系は、各ブランドの特徴を踏まえたシミュレーションを行っています。
1メインブランド
最初にメインブランドとして、以下の4社を比較します。
- NTTdocomo
- SoftBank
- au
- 楽天モバイル
メインブランドは基本的に、各社データ無制限プランに魅力を感じる方に向いています。
そのため、「データ無制限プラン」にてシミュレーションしました。
シミュレーションは、以下の条件で行っています。
- SIMタイプ:音声SIM
- 料金プラン:データ無制限プラン
- 家族の人数:4人
- 契約の種類:MNP
- 端末代金:一括払い設定で月額料金には含めず
料金は税込表記とします。
ユニバーサルサービス料を含めていません。
NTTdocomo
NTTdocomoでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は27,940円(1人6,985円)
- 料金プラン:5Gギガホ プレミア+5分通話無料オプション
- 適用割引:1人1,100円(「みんなドコモ割」で3回線以上)
NTTdocomoの無制限プランが優れている点のひとつは、テザリングサービスを無料かつ無制限に使えることです。
SoftBankとauも無料で同サービスを利用可能ですが、どちらも30GBの容量制限があります。
そのため、「スマホのテザリングサービスを活かして、高速通信をほかの端末でもいっぱい使いたい」方はNTTdocomoが向いています。
SoftBank
SoftBankでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は27,632円(1人6,908円)
- 料金プラン:メリハリ無制限+5分通話無料オプション
- 適用割引:1人1,210円(「新みんな家族割」で3回線以上)
NTTdocomoや後述するauと比較すると、月額料金が数百円安いです。
SoftBankは、自宅ネット回線とのセット割を適用する場合によりお得です。
携帯事業者のなかには、スマホ回線と自宅ネット回線を同じ会社でそろえると、スマホ料金を割引してくれるサービスがあります。
これ自体めずらしいサービスではありませんが、SoftBankの場合、光回線だけでなく無線回線の「SoftBank Air」も割引対象です。
無線回線だと工事不要で、コンセントにつなげばWi-Fiを使えるため、利便性が高いです。
au
auでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は28,072円(1人7,018円)
- 料金プラン:使い放題MAX 5G+5分通話無料オプション
- 適用割引:1人1,100円(「家族割プラス」で3回線以上)
auの無制限プランの特徴は、人気の動画サブスクリプションサービスがセットになったプランが、複数展開されていることです。
「Amazonプライム」や「DAZN」「Netflix」「TELASA」「Paravi」「FODプレミアム 」など、さまざまな動画サービスを無料で利用可能です。
セット内容に応じて5つのプランがありますが、含まれる動画サービスの料金を差し引くと、実質的に通常プランより安くなります。
「使い放題MAX 5G ALL STAR パック(9,988円)」なら、サービス料金だけで9,300円ほどかかるため、データ無制限プランを実質1,000円以下で使える計算になります。
auの無制限プランは、動画サブスクリプションサービスをたくさん利用したい方におすすめです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、ほかの3つのメインブランドと比較して、サービスの傾向が異なります。
2023年2月現在、家族割サービスは提供されていません。
また5分通話無料オプションではなく、15分無料通話オプションが設定されています。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は17,512円(1人4,378円)
- 料金プラン:Rakuten UN-LIMIT VII+15分通話無料オプション
- 適用割引:なし
楽天モバイルの無制限プランは、ほかと比較して金額が頭一つ抜けて安いです。
「できるだけ安くデータ無制限を使えるキャリアがよい」方におすすめです。
また通話アプリ「Rakuten Link」を使うと、国内電話を無料でかけられるため、通話料を抑えたい方にも向いています。
ただし楽天モバイルには、以下のような注意点があります。
- 楽天エリア外だと、データ使用量が5GBを超えたときに最大1Mbpsの速度制限がかかる
- プラチナバンド未対応なため屋内や郊外でつながりにくい傾向がある
楽天エリア外に住んでいる方や、屋内・郊外でスマホを利用することが多い方はご注意ください。
2サブブランド
ここからは、サブブランドとして以下の2社を比較します。
- Y!mobile(SoftBankサブブランド)
- UQ mobile(auサブブランド)
サブブランドは小・中容量が割安なため、シミュレーションは以下の条件で行っています。
- SIMタイプ:音声SIM
- 料金プラン:15GBプラン+10分無料通話オプション
- 家族の人数:4人
- 契約の種類:MNP
- 端末代金:一括払い設定で月額料金には含めず
料金は税込表記とします。
ユニバーサルサービス料を含めていません。
Y!mobile(SoftBankサブブランド)
Y!mobileでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は11,440円(1人2,860円)
- 料金プラン:シンプルM(15GB)+10分無料通話オプション
- 適用割引:1人1,188円(「家族割引サービス」で3回線以上)
Y!mobileには家族割があり、2回線目以降は1,188円の割引を受けられます。
3回線以上なくても1人あたりの割引額が大きいため、お得感は高いです。
また5歳以上18歳以下のユーザーとその家族が対象になる「ワイモバ親子割」が適用されると、上記金額からさらに1人1,100円が最大13ヶ月割り引かれます。
この場合、最初の13ヶ月の家族4人の合計料金は税込7,040円(1人1,760円)とさらに破格です。
Y!mobileは家族の人数が少ない場合や、未成年の子どもがいる場合などに向いています。
UQ mobile(auサブブランド)
UQ mobile(auサブブランド)でのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は14,432円(1人3,608円)
- 料金プラン:くりこしプランM +5G(15GB)+10分無料通話オプション
- 適用割引:なし
2023年2月時点で、UQ mobileには家族割や親子割はありません。
そのため家族での利用の場合、Y!mobileと比較すると月額料金は高くなります。
ただし自宅ネット回線か電気サービスをauにすると「自宅セット割」が効き、家族4人の合計料金は11,880円(1人2,970円)となります。
Y!mobileにも自宅ネット回線とのセット割がありますが、家族割とは併用できないため、通信環境によっては両者に大差はありません。
別の点として、UQ mobileには、速度を低速に切り替えることでデータ消費をゼロにできる節約モードがあるのが魅力です。
UQ mobileは、自宅ネット回線がauの方や、節約モードを駆使したい方などに向いています。
3オンライン専用ブランド
オンライン専用ブランドでは、以下の3サービスをシミュレーションしました。
- ahamo(NTTdocomoオンライン専用プラン)
- LINEMO(SoftBankオンライン専用プラン)
- povo(auオンライン専用プラン)
オンライン専用ブランドは中容量のプランが割安なため、シミュレーションは以下のとおり行っています。
- SIMタイプ:音声SIM
- 料金プラン:20GBプラン+5分無料通話オプション
- 家族の人数:4人
- 契約の種類:MNP
- 端末代金:一括払い設定で月額料金には含めず
料金は税込表記とします。
ユニバーサルサービス料を含めていません。
ahamo(NTTdocomoオンライン専用プラン)
ahamo(NTTdocomoオンライン専用プラン)でのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は11,880円(1人2,970円)
- 料金プラン:20GBプラン+5分無料通話
- 適用割引:なし
ahamoの特徴のひとつは、5分までの国内通話を何度でも無料で利用可能なことです。
後述するLINEMOでも5分無料通話を最大13ヶ月間追加料金なしで使えますが、ahamoでは無期限で使えます。
また時間制限なしの通話オプションを1,100円で申し込めますが、LINEMOやpovoと比べて割安です。
さらにahamoは店頭サポートがつくのがユニークポイントです。
ただし1回あたり3,300円ほどかかるため、多用するようではコストパフォーマンスが非常に悪くなります。
ahamoは、通話をすることが多い方や、困ったときに対面サポートを受けたい方などにおすすめです。
LINEMO(SoftBankオンライン専用プラン)
LINEMO(SoftBankオンライン専用プラン)でのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は10,912円(1人2,728円)
※契約月から13ヶ月目までの料金。14ヶ月目以降は13,112円(1人3,278円)。
- 料金プラン:スマホプラン(20GB)+5分無料通話(13ヶ月目まで無料)
- 適用割引:なし
LINEMOの大きな特徴は、「LINEギガフリー」です。
こちらは、LINEでのトークや音声通話・ビデオ通話をしてもデータが消費されないサービスです。
※トークには音声メッセージや画像・動画・ファイルなども含みます。
四六時中LINEで連絡を取る方の場合、通話やデータのやりとりをしているとデータ消費が気になるものですが、LINEMOなら心配ありません。
LINEMOは、家族や友人とLINEで連絡を取ることが多い方におすすめです。
povo(auオンライン専用プラン)
povo(auオンライン専用プラン)でのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は10,800円(1人2,700円)
- 料金プラン:データ追加20GB(30日間)
- 適用割引:なし
※通話をしたい場合は5分以内かけ放題プランが550円/月で追加可能。
povoはほかの2サービスとは少しスタイルが異なります。
月額基本料金が0円で、低速ながらインターネットを無制限に使えるのが特徴です。
※オプション代金を180日以上払わないと利用停止や手数料発生の恐れがあります。
povoは通話プランやデータプランを期限付きで購入することで、そのときのニーズに合ったプランを組み立てられるのがユニークです。
たとえば「24時間だけデータ使い放題にする」「30日間だけ20GB使いたい」「今月は通話かけ放題にしよう」など、自由にプランを選べます。
povoは、その都度データや通話のプランを自由に組み立てたい方や、低速でもインターネットを無料で使いたい方などにおすすめです。
【格安SIM系3選】家族のスマホ料金シミュレーション
ここからは、格安SIM系のプランでスマホ料金のシミュレーションを行います。
比較するのは、以下の3社です。
- mineo
- y.u mobile
- IIJmio
格安SIMに関しては、それぞれ事業者ごとに独自性があるプランを提供しているケースが少なくありません。
そこでこれら3社については、料金やデータ量の比較というより、各社の特徴を踏まえた内容でシミュレーションを行います。
料金は税込表記です。
ユニバーサルサービス料を含めていません。
1mineo
mineoでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は8,272円(1人2,068円)
- 料金プラン:5GBプラン+10分かけ放題
- 適用割引:なし
mineoは、1GBから20GBまで、小・中容量のデータプランを幅広く揃えています。
mineoには、以下のようなユニークなサービスがあります。
- 「フリータンク」:mineoユーザーが共有するパケットで最大月1GBを分け合えるサービス
- 「ゆずるね。」:mineoユーザー間で混雑しやすい平日昼間の通信をゆずり合って、通信環境を改善するサービス
- 「マイそく」:平日のお昼に通信速度が制限される代わりに、データが無制限になるサービス
このようなユニークなサービスは、データ消費をある程度自由にコントロールできる方にとって面白くてお得です。
またmineoでは、NTTdocomo・SoftBank・auの3キャリアの通信設備に対応しているのも特徴です。
特定キャリアのSIMロック解除ができない携帯を使っている場合でも、端末を変えずにmineoを利用できます。
mineoは、メリハリをつけてデータ容量を消費できる方や、格安でデータ無制限プランを使いたい方などにおすすめです。
2y.u mobile
y.u mobileでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は14,080円(1人3,520円)
- 料金プラン:シングル U-NEXT+10分かけ放題
- 適用割引:なし
y.u mobileには3つのプランがありますが、特徴的なのは、動画サブスクリプションサービス「U-NEXT」のセットプランです。
シングル U-NEXTプランの場合、毎月10GBのデータ容量に加え、1,200円分のU-NEXTポイントがもらえます。
このポイントを使うと10GBのチャージが可能なため、実質最大20GBまで容量をアップできます。
※ポイントはU-NEXT内で使用することも可能。
さらにU-NEXT内で、映画やドラマ・アニメ・マンガ・書籍などが見放題になるサービスもついてきます。
y.u mobileは、さまざまなエンターテインメント作品をたくさん楽しみたい方におすすめです。
3IIJmio
IIJmioでのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
【シミュレーション結果】:家族4人の合計料金は6,760円(1人1,690円)
- 料金プラン:4GB+10分かけ放題
- 適用割引:なし
IIJmioの大きな特徴は「データシェア機能」と「データプレゼント機能」です。
「データシェア機能」は、同じIDで契約する回線のデータ容量を家族間などで分け合えるサービス。
それぞれのメンバーが持つデータ容量を合算し、家族で無駄なくデータを消費できるので、親同士・子ども同士など、複数のシェアグループをフレキシブルに作れるのも魅力です。
「データプレゼント機能」は、同じIDで契約する回線のデータ容量を、相手にプレゼントできる仕組みです。
グループ内の誰かがデータ量に不足したら、余っているほかのメンバーが融通してあげられます。
IIJmioは、家族内でデータを分け合いたい方におすすめです。
家族でスマホ契約を見直すときの5つの注意点
家族でスマホの契約を見直すさいは、以下の5つの注意点を意識するようにしましょう。
- 各種手数料が家族分高くつく場合がある
- 家族割の適用に名義統一が必要な場合がある
- 家族割はお得感があるが最安とは限らない
- 同じ会社のプランでも家族特典がないケースがある
- 家族割適用には対象プランの契約が必要な場合が多い
それぞれの注意点について、詳細を解説します。
1各種手数料が家族分高くつく場合がある
1つ目の注意点は、「各種手数料が家族分高くつく場合があること」です。
いまの携帯事業者からほかの事業者へ乗り換えるときは、以下のような手数料がかかることがあります。
■乗り換え元事業者でかかる手数料
・契約解除料(違約金/解約金)
無料か税込1,100円ほどかかります。
なかには1万円近くかかる場合もあるため、乗り換え前に確認しましょう。
・MNP転出手数料
無料~税込1,100円ほどかかります。
■乗り換え先事業者でかかる手数料
・契約事務手数料
無料~税込3,300円ほどかかります。
・SIMカード発行料
事業者により400円前後かかることがあります。
いまの契約先と乗り換え先の契約方法によっては、手数料無料で乗り換えられる場合もあります。
2家族割の適用に名義統一が必要な場合がある
2つ目の注意点は、「家族割の適用に名義統一が必要な場合があること」です。
乗り換え先で家族シェアプランを申し込む場合、名義の統一を求められることがあります。
この場合、代表者1人が本人名義で家族のために契約をしなければなりません。
そのうえで名義の変更作業が必要ですが、格安SIMのなかには、名義変更ができないケースも少なくありません。
そのため、乗り換え元であらかじめ名義を変更して1人に統一しておくか、乗り換え先で名義統一が可能な事業者を選ぶようにしましょう。
別の点として、未成年者が本人名義で契約できないケースがあることにもご注意ください。
現在の契約で本人名義OKでも、乗り換え先が未成年者名義での契約をNGとしていることがあります。
この場合は、乗り換え元で保護者名義に変更し、乗り換え先では契約者ではなく「利用者」として未成年者名義の登録をしましょう。
3家族割はお得感があるが最安とは限らない
3つ目の注意点は「家族割はお得感があるが最安とは限らないこと」です。
家族割を適用すると、月々の基本使用料が数百円から数千円引かれるなど、たしかにお得感があります。
実際お得になるケースも少なくありませんが、全サービスのなかで最安とは限りません。
家族でスマホ代金を安くしたい場合、月額料金がいくらになるかは重要なポイントです。
もし「とにかくできるだけ安いプランに乗り換えたい」のであれば、家族割適用の有無に関係なく、幅広いプランから選ぶようおすすめします。
大事なのは、まずニーズに合ったデータ容量や通話オプションを選び、そのうえで家族割やその他優先したいサービスがあるプランを選ぶことです。
4同じ会社のプランでも家族特典がないケースがある
4つ目の注意点は、「同じ会社のプランでも家族特典がないケースがあること」です。
たとえば、auとオンライン専用プランのpovoは同じキャリアのサービスですが、両者の間で家族割を適用できません。
auの家族割は、auユーザーの間でしか使えません。
「同じ会社だから問題ないだろう」と別々のブランドで契約すると、あとで後悔するかもしれないため、よく確認しておきましょう。
とはいえ、家族でスマホの契約をするときは、必ずしも無料家族通話などの家族向け特典にこだわる必要はありません。
というのも、ふだんの連絡でLINEを使うことが多いのであれば、あえて無料家族通話プランがあるサービスに申し込まなくても事足りるからです。
大容量のデータプラン契約や無制限プランの契約をしているのであれば、外出先でLINEをめいっぱい使えます。
乗り換え先を同じにするか別々にするか、のニーズや料金体系を総合的に考えて判断するようおすすめします。
5家族割適用には対象プランの契約が必要な場合が多い
5つ目の注意点は、「家族割適用には対象プランの契約が必要な場合が多いこと」です。
家族割を適用するには、携帯事業者に指定されたプランを契約しなければならないケースがめずらしくありません。
そのプランが家族のスマホの使い方にマッチしていれば、契約する価値は十分にあります。
しかし、指定プランのサービスを十分に利用できないのであれば、結果的に割高な契約になるかもしれません。
たとえば、1,500円の家族割が効くという理由で、月額料金8,000円の「60GB大容量プラン」を申し込むとします。
この場合、割引により支払額は6,500円と安くなります。
しかし、もし家族のほとんどが毎月5GBほどしか使わないとしたら、明らかにデータ量がニーズに見合っていません。
あるいは、スマホで大量にデータのやりとりをするとしても、ほとんど家のWi-Fiでデータ通信するのであれば、やはり「宝の持ち腐れ」です。
家族割を適用するために指定されたプランに加入する予定なら、そのプランが「身の丈に合っているか」を考えることが大事です。
家族でスマホ代節約なら!家族割&キャッシュバックが豊富な「モバシティ」へ
家族全体でスマホを使っている場合、台数が多いと通信費がかなりの額になることでしょう。
- 「少しでも通信費を節約するために、家族全員で別のキャリアへMNPしたい」
- 「バラバラの事業者で契約しているけど、同じキャリアにまとめて家族割を適用したい」
このようにお考えなら、ぜひ「モバシティ」をご利用ください!
「モバシティ」はSoftBankの正規Web代理店で、SoftBankのお得なプランへの乗り換えや新規契約をサポートしております。
「モバシティ」経由でSoftBankへ加入される場合、以下のようなメリットがあります。
- 家族割でいまのスマホ代を節約できる
- 2万円のキャッシュバック&下取りでさらにお得
- オンライン完結だから家族みんなでMNPも楽々
各メリットについて解説します。
1家族割でいまのスマホ代を節約できる
SoftBankでは「新みんな家族割」を実施しています。
こちらのサービスは、「家族割引」に加入している方を対象にした家族割です。
「家族割引」は、家族や遠くの親戚などで作るグループに効く割引で、家族同士の国内通話やメールが24時間無料になります。
「新みんな家族割」が適用されると、さらにお得度がアップ。
条件を満たすと自動的に割引が適用され、1回線あたり毎月税込550~2,200円も割引されます。
たとえば「メリハリ無制限」を4人家族で利用した場合、が適用。
合計4,840円もの大幅割引が実現します。
自宅の光回線をSoftBankにすれば、「おうち割光セット」でさらに1回線あたり税込1,100円の割引適用も可能。
前述のケースだと、税込7,238円の「メリハリ無制限」が、2,310円引きで税込4,928円まで一気にダウンします。
家族みんなで家族割を適用すれば、データ無制限をコストパフォーマンスよく利用可能です。
22万円のキャッシュバック&下取りでさらにお得
「モバシティ」を経由してSoftBankの端末・プランを同時契約すると、2万円のキャッシュバックを家族分受け取れます。
家族4人で契約した場合、合計金額はなんと8万円、5人なら10万円にもなります。
キャッシュバックのみで月額利用料金を数ヶ月分カバーできるため、非常にお得です。
キャッシュバックを受け取るまでの時間は、オンライン手続きなら開通翌週、来店できる場合は即日受け取り可能です。
旧端末の「下取りプログラム」を利用すればさらにお得。
スマホやガラケーを下取りに出せば、最大58,800円分のPayPayポイントを受け取れます。
キャリア変更とともに機種変更を行えば、キャッシュバックと合わせて、数ヶ月分の月額料金が実質無料になります。
3オンライン完結だから家族みんなでMNPも楽々
「モバシティ」経由でSoftBankに加入する別のメリットは、店舗に行かなくても手続きができることです。
店舗での手続きは対面サポートがあって便利ですが、忙しい方の場合、なかなか開店時間に行くのは難しいもの。
その点オンラインなら、自宅でゆっくりしているときに、好きなタイミングで手続きが完了します。
家族みんなでまとめて手続きする場合、店舗よりもオンライン手続きのほうが楽でしょう。
「オンラインだとプランやサービスについて分からないことがあったときに困る」
このような場合もご安心ください。
午前10時から午後10時まで、フリーダイヤルにてお客さまをサポートいたします。
ささいなことでもお気軽に問い合わせいただけますので、「不安が残ったまま申し込んでしまう」ということはありません。
まとめ
家族でスマホのプランを見直すと、毎月の通信費を節約できる可能性が高いです。
乗り換え先は大きくキャリア系と格安SIM系とに分けられますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
メリット・デメリットとご家庭のニーズを比較しつつ、ベストな料金プランを見つけてください。
たとえば、「通信品質とサポート体制がよく、データ無制限プランを家族割で安く使いたい」方には、キャリア系のメインブランドがおすすめです。
SoftBankのプランに興味がある方は、ぜひ「モバシティ」経由での申し込みもご検討ください。
通常のキャリアショップで契約するよりも、高額キャッシュバックや機種代大幅割引など、お得に申し込んでいただけます。
「モバシティ経由だとSoftBankで直接契約するよりサービスが制限されるのでは?」
そんなご心配も無用です。
正規代理店であるため、ソフトバンクのキャンペーンや特典・サービスは基本的にモバシティでも適用されます。
ぜひ一度、公式サイトより詳細をご覧のうえ、お気軽にお問い合わせください。