格安SIMに電話番号は必要か?データプランをおすすめする理由
国内のスマホ普及率が70%とも80%とも言われる現在。
便利な反面、スマホの月額料金の高さに不満の声が多く集まっています。
普段からあまり通話しない方、たまにしかネットを利用しない方にとってスマホの維持費は高い訳です。
そんな中、よりお得にスマホを維持できる手段として”格安SIM”が注目を集めています。
一般的な音声プランで1,500円前後、最安値だと1,000円以下というプランまで。
ただ、”スマホを利用する”かつ”あまり通話しない”という方にとって、電話番号は必要なのでしょうか?
実は、格安SIMには”データプラン”というデータ通信のみのプランもあり、維持費をより抑えられます。
そこで、今回は格安SIMに電話番号は必要なのか?ということについて詳しくまとめていきます。
格安SIMで電話番号を取得するメリット・デメリットについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
格安SIMで電話番号を取得するメリット・デメリット
格安SIMは”格安”と呼ばれるだけあり、大手キャリアに比べて維持費を抑えられます。
料金プランによっては大手キャリアより50%以上もお得なことも。
ただ、”格安”なだけにいくつかの我慢ポイントもあります。
では、格安SIMで電話番号を取得するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
番号を取得するメリット
格安SIMで電話番号を取得するメリットについて以下にまとめました。
電話番号を維持できる
格安SIMに乗り換えても、大手キャリアと同様の電話番号を利用できます。
というのも、キャリアの乗り換えには”MNP(携帯番号ポータビリティ)”と呼ばれる制度が。
前のキャリアから使用している電話番号をそのままに乗り換えられる制度のことです。
仕事からプライベートに至るまで、自分専用の電話番号は生活に欠かせないものと言えます。
緊急番号等も利用できる
格安SIMの音声プランでも、一部を除いて緊急番号等に発信できます。
例えば、110(警察)や119(消防)などです。
反対に、IP電話や117(時報)や171(災害伝言サービス)などには発信できないことが。
普段の生活ではあまり使わない番号ばかりですが、中には災害時などに欠かせないものも含まれます。
万が一に備えるなら、格安SIMでも通話プラン(電話番号)に契約しておいた方が良いでしょう。
通話を高い品質で行える
格安SIMは”格安”と言われますが、実際には大手キャリアと変わらない品質の回線です。
これは、格安SIMのサービスが大手キャリア(ソフトバンク、ドコモ、auのどれか)の回線を借りているため。
高品質の通信回線(基地局)を利用できるので、基本的には快適な通話を楽しめます。
格安だからエリアも狭いのでは…という心配もなく、安心して格安SIMの通話プランを選べる訳です。
番号を取得するデメリット
反対に、格安SIMで電話番号を取得するデメリットも以下にまとめてみました。
通話が乱れることがある
格安SIMは人気になるほど、利用者が増えるほど通話が乱れやすくなると言われます。
というのも、格安SIMはあくまで大手キャリアの回線の一部を借りているだけ。3車線道路の1車線だけを利用しているようなもので、車(利用者)が増えると渋滞になりやすいのです。
サービスが開始した当初は快適だった回線も、今では利用者が増えて遅くなったというのは良くあります。長期的に快適な通話を楽しみたいなら、格安SIMという選択肢は不安が残っている訳です。
大手ほどの割引はない
格安SIMを提供している事業者の多くは、本業を別に置いています。
例えば、楽天モバイルであれば通信販売サイト運営、イオンモバイルであれば商業施設運営など。
格安SIM自体の事業は小さなもので、どうしても大手ほどの割引はありません。特に”通話”に関する割引はほとんどなく、通話した分だけの通信費(30秒/20円)が発生します。
仕事やプライベートなど頻繁に通話する方にとって、格安SIMだと通信費だけで維持費が高くなりやすいでしょう。
”解除手数料”がかかることが
格安SIMの多くは、音声プランに対してのみ”最低利用期間”を設けています。
最低利用期間とは、キャリアとの契約を最低限続ける必要のある期間のこと。
一般的には24カ月(2年間)で、途中解約には10,000円前後の”解除手数料”が発生します。
大手キャリアの最低利用期間に不満があって格安SIMを選ぶ方も多いはず。
にも関わらず、格安SIMにまで最低利用期間(解除手数料)があったのでは本末転倒です。
格安SIMで電話番号の取得をお勧めしない理由
格安SIMで電話番号(通話プラン)を取得するとメリット・デメリットの両方がありました。
では、反対に格安SIMで電話番号を取得しない、”データプラン”をおすすめする理由をご紹介しましょう。
アプリでも通話できる
スマホには通話無料で利用できる”通話アプリ”が数多くあります。
例えば、LINEやSkype、FacebookやChatWorkなど。
ネット環境(データプラン)とアプリさえあればどこからでも”無料”で通話が楽しめます。
プライベートはもちろん、最近では仕事上で活用している企業も多くあるほどです。
また、もし電話番号が必要であれば”050plus”のような通話アプリも。
月額324円で利用できる上に、固定電話(3分/8.64円)や携帯(1分/17.28円)にも発着信できます。
080や090の番号がどうしても必要な方以外は、スマホのアプリでも十分なのです。
使用料が抑えられる
格安SIMの中でも通話プランに比べ、データプランのみの方が使用料は抑えられます。
例えば、人気の”楽天モバイル”を例にすると。
- スーパーホーダイ…データ量と通話(番号)が付いて、月額1,980円〜
- 組み合わせプラン…データSIM(データ量のみ)で、月額525円〜
一般的な格安SIMで通話プランが1,500円〜2,000円ほど。
データプランであれば500円〜1,000円ほどです。
あまり通話しないのであれば、格安SIMで電話番号を持つ必要性は低いと言えます。
楽天モバイル
公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/fee/?l-id=header_pc_fee
”一時利用”にも便利
通話の”一時利用”であれば、格安SIMのデータプランでも十分です。
というのも、先述したLINEやFacebookなどの通話アプリはもちろん、
050番号を利用できる”050plus”にもキャリアのような最低利用期間がありません。
つまり、必要な時だけ登録し、不要なら解約しておくこともできます。
Wi-Fi環境さえあれば、海外にいながらも日本と同様に利用できるのも通話アプリの魅力です。
電話番号が必要なら”ソフトバンク”を
ほとんど通話しない、たまにネットやアプリを利用するだけであれば格安SIMはおすすめです。
反対に、仕事やプライベートなどで頻繁に通話するなら大手キャリアで電話番号を持っていた方が。
例えば、大手キャリアの中でも”ソフトバンク”であればお得な通話プランが豊富にあります。
24時間話し放題の”スマ放題”
ソフトバンクには国内通話が24時間無料で利用できる”スマ放題”が。
スマ放題の使用料金は月額2,700円。
ウェブ使用料の300円、データ定額プラン(1GB)の2,900円を合わせても合計4,900円からです。
中には、24時間の電話対応が必要な仕事もあります。
プライベートで自由に長電話を楽しみたいという方にもおすすめのプランです。
スマ放題
公式サイト:https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/
1時〜21時まで話し放題の”ホワイトプラン”
ソフトバンクにはソフトバンク同士の国内通話であれば1時〜21時まで無料の”ホワイトプラン”も。
ホワイトプランの使用料金は月額934円。
ウェブ使用料の300円、データプラン(パケットし放題)の2,000円〜を合わせて合計3,234円からです。
一般的な企業の定時は17時〜18時、長くとも21時までに電話対応は終わります。
プライベートでも21時以降も通話するのは珍しいので、十分に長電話を楽しめるプランです。
ホワイトプラン
公式サイト:https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/white-plan/iphone/
まとめ
今回は、格安SIMを利用する上で”電話番号”は必要なのか?についてまとめてみました。
結論として、あまり通話しないなら格安SIMとの契約に電話番号は必要ないということに。
もし通話したいならデータプランで、LINEや”050plus”などの通話アプリという選択肢があります。
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