格安SIMへのMNPで「090・080」の電話番号は使えるのか？
格安SIMにMNP（携帯乗り換え）するとき「090や080から始まる電話番号って格安SIMで使えるの？」
基本的にサービス形態が違うので、090や080が使えなくなるのではないかと気になっている方もいるのでは？
そこで今回は格安SIMへのMNPで「090・080」の電話番号は使えるのかご説明いたします。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアをご利用の方はおそらく090や080から始まる電話番号が使っていますよね。
ここからは090や080で始まる電話番号が格安SIMにMNP（携帯乗り換え）したときそのまま使えるのかお話していきます。
090・080は格安SIMにMNPしてもそのまま使える！
そもそもMNP（携帯乗り換え）は日本で2006年10月に導入された制度です。
Mobile Number Portability（モバイル・ナンバー・ポータビリティ）の頭文字を取って「MNP」と呼ばれ、直訳すれば「番号持ち運び制度」になります。つまり、MNP（携帯乗り換え）は電話番号を変えることなく携帯電話会社が乗り換えられる制度ということです。
導入された当初はドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア間の乗り換えのために利用されていましたが、現在ではほとんどの格安SIMを提供するMVNOではMNP（携帯乗り換え）に対応しています。
基本的に電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられるのがMNP（携帯乗り換え）の原則です。
それは格安SIMに乗り換えたときも同じ。
大手キャリアから格安SIMへの乗り換え、その逆の格安SIMから大手キャリアへの乗り換えでも電話番号は変わらず乗り換えられるということです。
そのMNP（携帯乗り換え）は、
- 現在契約している大手キャリア・格安SIMで「MNP予約番号」を取得
- MNP予約番号を使って乗り換え先の大手キャリア・格安SIMで新規申し込み
このように簡単な手続きが完了します。
MNP予約番号には取得日を含めて15日という有効期限が設定されているので、その期間内に新規申し込みすれば090や080の電話番号もそのまま乗り換えられます。
ちなみに格安SIMで新規契約する際は、090・080ではなく最近では070から始まる電話番号を割り振られ方は多いといいます。070は元々PHS端末で利用していた電話番号ですが、090・080の不足していることから携帯電話用の電話番号として使われています。
ただし乗り換えられるのは「電話番号のみ」！
MNP（携帯乗り換え）すれば全てが引き継がれると考える方が稀にいますが、乗り換えられるのは「電話番号のみ」。
それは大手キャリア間の乗り換えでも大手キャリア⇔格安SIMの乗り換えでも、全てのMNP（携帯乗り換え）で乗り換えられるのは『電話番号のみ』ということはしっかり認識しておく必要があります。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアで利用していた、
- キャリアメール
- キャリア決済
- 保有ポイント
などの大手キャリア独自のサービスは使えなくなるかすべて無効になります。
キャリアメールとは、
- ドコモ：・・・@docomo.ne.jp
- au：・・・@ezweb.ne.jp
- ソフトバンク：・・・@softbank.ne.jp
このような大手キャリア独自のメールアドレスで、MNP（携帯乗り換え）すれば今まで契約していたキャリアメールは使えなくなってしまいます。
また大手キャリアでは毎月の支払いに合わせて、
- ドコモ：dポイント
- au：au WALLETポイント
- ソフトバンク：Tポイント
といった独自のポイントが貯まっていきますが、MNP（携帯乗り換え）に伴って解約すればすべてのポイントが無効になります。
MNP（携帯乗り換え）はあくまで電話番号を変えずに乗り換える制度なので、それ以外のサービスは引き継げないことは理解しておきましょう。
まとめ
MNP（携帯乗り換え）は電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換える制度です。
今では格安SIMを提供するほとんどのMVNOでMNP（携帯乗り換え）に対応しているので、090や080の電話番号でも変えずに乗り換えられます。
ただし乗り換えられるのは「電話番号のみ」。今まで契約していた大手キャリアやMVNOで利用していたサービスは使えなくなるか無効になるのでその点はしっかり認識しておきましょう。
