格安SIMへ乗り換えのメールアドレス引継ぎ方法!3キャリアで解説
毎月のスマホ料金を削減するために格安SIMにMNP(携帯乗り換え)したいという方が増えています。
ただし、格安SIMへの乗り換えにブレーキがかかってしまう理由の一つが、「現在利用中のキャリアのメールアドレスが変わってしまうと困る!」という方もいるのでは・・・
そんな方に、格安SIMにMNPするときメールアドレスを維持する方法!をご紹介します。
LINEやGoogleのGmailをキャリアのメールアドレスの代わりに利用する方が増えています。
しかし、仕事でもプライベートでも、キャリアのメールアドレスを使う機会は意外に多く、使えなくなると困る方もいますよね。
ここからは、格安SIMにMNP(携帯乗り換え)したとき、キャリアのメールアドレスを維持する方法を分かりやすくご説明します。
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格安SIMへのMNPでメールアドレスを維持する方法
格安SIMは維持費が安いことが一番の魅力ですよね。
そして、その魅力に引かれてドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアからMNP(携帯乗り換え)する方も年々増加しています。
ただし、維持費が安くなるメリットがある反面、今まで大手キャリアで利用していたサービスは一切使えなくなってしまうデメリットがあります。中でも一番大きい問題は、キャリアメールが使えなくなることですよね。
キャリアメールとは、
- ドコモ:◯◯◯@docomo.ne.jp
- :◯◯◯@ezweb.ne.jp
- ソフトバンク:◯◯◯@softbank.ne.jp
このようなドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリア独自のメールアドレスのこと。
今ではMNP(携帯乗り換え)するとキャリアメールは変更もしくは使えなくなるのは周知の事実なので、その変わりとしてLINEやGoogleのGmailが広く使われています。
しかしLINEは友達同士や家族間などプライベートなやり取りでは気軽に使えて便利ですが、ビジネスでの利用は難しい。
また、Gmailは無料で使えて便利な反面、毎日のように迷惑メールが届くなど、キャリアメールと比べると使い辛さがあります。
そのため、今までキャリアメールを使っていた人の中には、格安SIMに乗り換えてもキャリアのメールアドレスをどうしても維持したいと考える方は多いのではないでしょうか?
1キャリアのメールアドレスを維持する方法
キャリアメールが使えなくなると諦めることはなく、キャリアのメールアドレスを維持する方法があります。
その方法とは、現在契約している大手キャリアで別回線を新規契約するというものです。
通常、MNP(携帯乗り換え)では、MNP予約番号を新キャリアに伝えて、旧キャリアとの引き継ぎが完了すれば旧キャリアは解約になり、キャリアメールも使えなくなってしまいます。
そのため、キャリアメールをそのまま使い続けるためには、大手キャリアとの契約を維持しなければなりません。
そこで、ガラケーの最安プランなど別回線を新規契約することで大手キャリアとの契約は維持でき、新規契約したガラケーに入るキャリアメールを、格安SIMで使うメイン端末で確認するという方法をとれば、キャリアのメールアドレスも維持できるのです。
その際、別回線を新規契約すれば毎月の利用料金が必要になるので、最安値の機種及びプランを選ぶのが大きなポイントになります。ただし、この方法はどうしてもキャリアのメールアドレスを維持したい方以外は使うことはないでしょう。
ドコモのメールアドレスを維持する方法
ドコモから格安SIMにMNP(携帯乗り換え)したとき、メールアドレス「◯◯◯@docomo.ne.jp」を維持する方法から説明していきます。
1別回線を新規契約する
ドコモでメールアドレスを維持するためには「spモード」の契約が必要になり、最もリーズナブルにドコモ回線を維持したいなら、FOMA回線とspモードを契約するのがベスト。機種については、新規契約では基本的に割引が適用されるので実質0円で購入できます。
ドコモの料金プランで最もリーズナブルなのが「タイプSS バリュー」です。
月額1,864円が、2年契約の「ファミ割MAX50」または「ひとりでも割50」に加入すれば月額934円になり、その他のサービスを含めると月額(税別)の以下の通りになります。
基本プラン | 934円/月 |
パケット定額サービス | 372円~/月 |
SPモード | 300円~/月 |
合計 | 1,606円~/月 |
2格安SIMでドコモメールを使う
新規契約が済んでガラケーが用意できたら、ドコモメールをマルチデバイスで利用できるように設定します。
マルチデバイスとは名前のイメージ通り、ドコモ端末以外の端末でもドコモメールが利用できる機能です。
手順➀ dアカウントの発行
最初に「dアカウント」を発行しますが、パソコンやスマホでもできます。
- Googleなどで「dアカウント」を検索して、ホームページを開きます。
- 「dアカウント新規発行」をクリック
- 「ドコモの回線をお持ちの方」をクリック
- 携帯電話番号、ネットワーク暗証番号(半角英数4桁)、文字の確認を入力したら下の「規約に同意して進む」をクリック
- すると携帯電話にSMSでワンタイムキー(6桁の数字)が届くので、それを入力して「次へ進む」をクリック
- 登録情報入力画面が開くので、登録するdアカウントとパスワードを入力して「内容を確認」をクリック
- IDとパスワードを確認して、問題がなければ「上記の内容で発行する」をクリック
- 最後にIDと携帯電話番号を表示されれば発行は完了です。
手順➁ マルチデバイス利用を設定する
新規契約したドコモ端末を利用します。
- ドコモホームページにアクセスして、「My docomo」を選択
- 「設定(メールなど)」をタップ
- 「メール設定(迷惑メール/SMS対策など)」をタップ
- spモードパスワードを入力(初期値「0000」)し「認証」をタップ
- 「dアカウント利用設定の確認/変更」をタップ
- 「dアカウントでドコモメールを利用する」欄の「利用する」にチェックを入れて、「確認する」をタップ
- 設定に問題がなければ「設定を確認する」をタップすれば、マルチデバイス設定は完了です。
手順➂ 格安SIMのスマホ端末で「ドコモメール」を開く
乗り換えた格安スマホでドコモメールを利用するには、格安スマホのブラウザでドコモメールを開く必要があります。
格安スマホでドコモメールにアクセスして、先程作ったdアカウントでログインすれば、格安スマホでもドコモメールが利用できるようになります。
手順➃ Gmailと同期してリアルタイムにメールを受信する
格安スマホでドコモメールが利用できるようになりますが、通常のキャリアメールのようにリアルタイムの通知機能がありません。そこで、GoogleのGmailを利用すれば自動受信が可能になります。
- 格安スマホでGmailを起動して、画面左上のメニューボタンをタップ
最下部までスクロールして「設定」をタップ - 「アカウントを追加」タップすると「メールのセットアップ」画面が開きます
「個人(IMAPまたはPOP)」を選択して「次へ」をタップ - 「メールアドレス追加」画面が開くので、ドコモのメールアドレスを入力したら「手動セットアップ」をタップ
- ページが移行したら、「個人用(IMAP)」を選択して「次へ」をタップ
- 「受信サーバーの設定」画面が表示されるので、
ユーザー名 ドコモのメールアドレス パスワード dアカウントで登録したパスワード サーバー imap.spmode.ne.jp ポート 993 セキュリティの種類 「SSL/TLS」を選択 このように入力して、「次へ」をタップ
- 次に「送信サーバーの設定」画面が表示されるので、
- 最後に、メールの同期周期を選択して、以下のオプションが必要なときはチェックを入れて「次へ」をタップすれば設定は完了です。
・メールの着信を知らせる
・このアカウントからメールを同期する
・Wi-Fiへの接続時に添付ファイルを自動的にダウンロードする
SMTP サーバー | smtp.spmode.ne.jp |
ポート | 465 |
セキュリティの種類 | 「SSL/TLS」を選択 |
ログインが必要 | チェックを入れる |
ユーザー名 | ドコモのメールアドレス |
パスワード | dアカウントで登録したパスワード |
このように入力して「次へ」をタップ
これで、格安スマホで受信したドコモメールがGmailでリアルタイムに見られるようになります。
以上、ドコモのメールアドレスを維持する方法をご紹介しましたが、ガラケーの新規契約からGmailの同期作業まで、手間と時間がかかるので、どうしても維持したい方以外の方はGmailもしくはLINEを利用した方が良いでしょう。
auのメールアドレスを維持する方法
次にauのメールアドレス「◯◯◯@ezweb.ne.jp」を維持する方法は、ほとんどドコモと同じです。
1別回線を新規契約する
auでメールアドレスを維持するためには「Eメール」が使える端末を用意する必要があり、最もリーズナブルな料金プランは「プランEプラン」がおすすめ。Eメールをよく使う人向けの料金プランです。
2年契約で契約すれば、月額1,486円が743円で利用できます。
基本プラン | 743円/月 |
EZ WINコース | 300円/月 |
ユニバーサル利用料 | 3円/月 |
合計 | 1,046円~/月 |
2格安SIMでEメールを使う
ドコモと同じようにガラケー端末が用意できたら、auではWEBメールを設定することでマルチデバイス利用が可能になります。
手順➀ au IDを取得する
まず、新規契約したガラケーで、au IDにアクセスして利用ガイドから「au IDの登録 auケータイで登録・設定」のページを開きます。
- ページが開いたら、画面にあるQRコードを読み込みます
- au IDの登録・設定ページに移行したら、利用規約の内容を確認して「au IDを設定する」をタップ
- 暗証番号の入力が必要になりますが、最初にauと契約したときに設定した4ケタの数字です
- au IDのパスワードを入力して「設定」をタップ
- パスワード変更(設定)完了画面が表示され、「OK」をタップすれば完了です。
手順➁ 格安スマホでWEBメールを設定する
格安スマホでauの「WEBメール」にアクセスします。
- 先程登録したau IDとパスワードでログインします。
- 本人確認用のSMS(Cメール)が届くので、メールに記載されたURLにアクセスして「許可する」をタップ
- 「WEBメール利用登録」画面が開くので、「宛先メールアドレス」欄にメールアドレスを入力して「登録メール送信」をタップ
- 登録したメールアドレス宛に「利用登録メール」が届くので、本文にあるURLをタップすれば完了です。
手順➂ 「Webメール」にログインする
先程届いた「利用登録メール」の送信完了画面にある「Webメールログイン」をタップすると、Eメールが格安スマホで利用できるようになります。
手順➃ Gmailと同期してリアルタイムにメールを受信する
ドコモと同じように、auのWEBメールにもリアルタイムの通知機能がありません。
そこで、GoogleのGmailと同期すればリアルタイムで受信メールが確認できます。
設定方法はドコモとまったく同じですが、「受信サーバーの設定」と「送信サーバーの設定」の入力が多少異なってきます。
◆受信サーバーの設定
ユーザー名 | auのメールアドレス |
パスワード | au IDで登録したパスワード |
サーバー | imap.ezweb.ne.jp |
ポート | 993 |
セキュリティの種類 | 「SSL/TLS」を選択 |
◆送信サーバーの設定
SMTP サーバー | smpt.ezweb.ne.jp |
ポート | 587 |
セキュリティの種類 | 「STARTTLS」を選択 |
ログインが必要 | チェックを入れる |
ユーザー名 | auのメールアドレス |
パスワード | au IDで登録したパスワード |
以上のように、auでも手間と時間をかければ、格安SIMに乗り換えてもメールアドレスは維持できます。
ソフトバンクのメールアドレスを維持する方法
ソフトバンクも、ここまでの流れからメールアドレス「◯◯◯@softbank.ne.jp」は維持できます。
ここまで説明した2社との違いは、ソフトバンク「S!メール」を格安SIMで利用するためには、「S!メール(MMS)どこでもアクセス」というオプションの加入が必要になることです。
「S!メール(MMS)どこでもアクセス」とは、マルチデバイスのこと。ソフトバンクの以外の機器で利用できるようにするためのオプションになります。月額300円で申し込みが必要になります。
1別回線を新規契約する
ソフトバンクでメールアドレスを維持するためには「S!メール」が使える端末を用意する必要があります。
最もリーズナブルな料金プランは「ホワイトプラン」でしたが、2018年6月27日付けで新規受付が終了しているため、「スマ放題ライト(ケータイ)」の利用がおすすめです。
通話定額基本料(ケータイ) | 1,200円/月 |
WEB使用料 | 300円/月 |
データ定額S | 0~4,200円/月 |
合計 | 1,500円~/月 |
2格安SIMでS!メールを使う
端末が用意できたら、以下の手順で操作していきます。
手順➀ 「My SoftBank」に登録する
まず、新規契約したガラケーで、My Softbankを登録します。
- My SoftBankのログイン画面で「初めてお使いのかた(会員登録)」をタップ
- 本人確認のための携帯電話番号と暗証番号を入力し、「次へ」をタップ
- 「パスワードを送信する」をタップ
- するとSMSにメッセージが届くので、掲載されているURLをタップ
- 接続しますか?と確認表示があるので「はい」をタップ
- 設定が完了した旨を確認して「次へ」をタップ
- 利用に関する条項が表示されるので、問題なければ「同意する」をタップ
- パスワードを変更する場合は入力して「変更する」をタップ(しないときは「変更しない」をタップ)
- 最後に「My SoftBankトップへ」をタップして、トップページに移行しれば登録完了です。
手順➁ 「S!メール(MMS)どこでもアクセス」にログイン
My SoftBankに登録したら、格安スマホでオプション加入した「S!メール(MMS)どこでもアクセス」にログインします。
そうすれば、格安スマホでS!メールの送受信が可能になります。
このサービスは、インターネット環境が整っている場所なら、どの端末からでも利用できるので、格安スマホ以外でも利用用途は豊富にあります。
また、ドコモやauと同じようにGmailと同期すれば利用できるので、「受信サーバーの設定」と「送信サーバーの設定」の入力情報をご紹介しておきます。
◆受信サーバーの設定
ユーザー名 | My Softbankのメールアドレス |
パスワード | My Softbankで登録したパスワード |
サーバー | imap.softbank.jp |
ポート | 993 |
セキュリティの種類 | 「SSL/TLS」を選択 |
◆送信サーバーの設定
SMTP サーバー | smpt.softbank.jp |
ポート | 465 |
セキュリティの種類 | 「SSL/TLS」を選択 |
ログインが必要 | チェックを入れる |
ユーザー名 | My Softbankのメールアドレス |
パスワード | My Softbankで登録したパスワード |
以上のように、ソフトバンクでは新規端末を用意して「S!メール(MMS)どこでもアクセス」にオプション加入するだけで、メールアドレスが維持できます。
まとめ
MNP(携帯乗り換え)で格安SIMに乗り換えた場合、基本的に電話番号以外の旧キャリアのサービスは使えなくなります。
中でもメールアドレスが使えなくなるのが困る方もいますよね。
そこで、格安SIMに乗り換えるとき、大手キャリアでガラケーなどに新規契約して、契約を維持することでメールアドレスも維持できます。ただし、ガラケーなど契約すれば月額料金やパケット料金が必要になるので、その点はしっかり認識しておきましょう。
今ではLINEやGmailなどのフリーメールなどの連絡手段は豊富にあるので、ここでご紹介した方法は、あくまでどうしてもキャリアメールを維持したいという方が利用する方法になります。
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