auからドコモへの携帯乗り換え(MNP)でデータシェアはお得?
auの料金プランの一つのデメリットとして、データを分け合えるプランがない、という点が挙げられます。
余ったデータを家族の回線にプレゼントするデータギフトというサービスやその月に使用したデータ容量に応じて請求額が変わるピタットプランなどデータ容量を無駄にしない様に配慮されてはいますが、データの分け合いのあるキャリアにMNPで携帯乗り換えを検討されているユーザーもいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、auのデータプランとドコモのシェアプランを比較し、携帯乗り換えの是非を検討してみました。
1auではデータシェアができない
上に記載した通り、auではデータシェアできるプランがありません(2018年2月現在)。
家族間でデータの使用量にばらつきがある場合やインターネットをあまり使用しない回線がある場合には、少し割高感が生じる場合があります。
auのデータプラン
auのスマホのデータプランは以下の通りです。
プラン(データ容量) | 料金 | データギフト |
ピタットプラン (1G~20G) |
1,980円~5,480円 | 不可 |
フラットプラン20 (20G) |
4,500円 | 不可 |
フラットプラン30 (30G) |
6,500円 | 不可 |
LTEフラット (7G) |
5,700円 | 不可 |
データ定額 (1G~30G) |
2,900円~8,000円 | 可 ※データ定額20/30は不可 |
※ピタットプラン、フラットプランはビッグニュースキャンペーン適用後の金額です。ビッグニュースキャンペーンは契約あるいはプラン変更から1年間、データ定額料金が1,000円割引になるキャンペーンです。
分け合いプランはありませんが、データ定額プランでは余ったデータ容量を家族の回線にプレゼントできます。(データをプレゼントする側の回線とされる側の回線両方がデータ定額プランなどのサービス対象プランに加入していることが条件です。
ピタットプランはその月に使用したデータ容量に応じて金額が確定するデータプランです。月ごとにデータ使用料のばらつきがあるユーザーやデータ定額1Gや2Gで契約した場合に速度制限がかかりがちなユーザーにとってはメリットのあるプランです。
プランシミュレーションau
データ容量のバラツキの見られる家族で、auのデータギフトを利用するとどのようなイメージになるか見てみましょう。
条件として
・父・・・5分以上の通話が多い。データの使用料は5~6G程度
・母・・・電話はほとんど5分以内。データの使用料は2G以下。
・子・・・電話はほとんど5分以内。データ使用料は10G程度。
料金プラン | 父 | 母 | 子 |
通話プラン (料金) |
カケホ 2,700円 |
スーパーカケホ 1,700円 |
スーパーカケホ 1,700円 |
ネット使用料 | 300円 | 300円 | 300円 |
データ使用料 | データ定額(5G) 5,000円 |
データ定額(2G) 3,500円 |
フラットプラン20 4,500円 |
小計 | 8,000円 | 5,500円 | 6,500円 |
金額を合計すると3回線で20,000円となります。(1年後~は21,000円)。
このような場合に、子の回線はフラットプランなので、データの分け合いができません。
父と母で相互に余ったデータ容量を0.5G単位でプレゼントできますが、あまりデータを使用しない母の回線で定額3,500円かかってしまうところに少し割高感があります。
<データの分け合いをせずに母の回線をピタットプランにする場合>
料金プラン | 父 | 母 | 子 |
通話プラン (料金) |
カケホ 2,700円 |
スーパーカケホ 1,700円 |
スーパーカケホ 1,700円 |
ネット使用料 | 300円 | 300円 | 300円 |
データ使用料 | フラットプラン20 4,500円 |
ピタットプラン (2G以下の場合) 2,980円 |
フラットプラン20 4,500円 |
小計 | 7,500円 | 4,980円 | 6,500円 |
金額を合計すると3回線で18,980円となります。(1年後~は20,980円)
母の回線をピタットプランに変更すると、キャンペーン適用中の1年間は上記の通りになります。
いずれにしても分け合いはできないので、父の回線のプランもフラットプラン20に変更しました。
※注意点として、父と子の回線はビッグニュースキャンペーン終了後、それぞれ1,000/月の割引がなくなります。
※また、ピタットプランやフラットプランにプラン変更をすると毎月割が適用外に変更になります。
2ドコモMNPでウルトラシェアパックにすると・・・
auからドコモにMNPをしてシェアプランにすると月々のプランはどのようになるでしょうか?
ドコモのデータプラン
ドコモのデータプランを簡単にまとめると以下の通りです。
プラン(データ容量) | 料金 | 分け合い |
データSパック(2G)~ ウルトラLLパック(30G) |
3,500円~8,000円 | 不可 |
シェアパック5G~ ウルトラシェアパック100G |
6,500円~25,000円 | 可 |
4年以上の長期利用によりずっとドコモ割の適用により割引がありますが、今回はMNPでの契約イメージですので省略しています。
プランシミュレーションドコモ
先ほどのauの例を元に、プランシミュレーションをしてみましょう。
料金プラン | 父 | 母 | 子 |
通話プラン (料金) |
かけホーダイプラン 2,700円 |
シンプルプランSS 980円 |
シンプルプランSS 980円 |
ネット使用料 | 300円 | 300円 | 300円 |
データ使用料 | ウルトラシェア30G 13,500円 |
シェアオプション 500円 |
シェアオプション 500円 |
小計 | 16,500円 | 1,780円 | 1,780円 |
金額を合計すると3回線で20,060円となります。
母と子の料金を見るとかなり安くなっているように思えますが、3回線全体では逆に高くなってしまいました。(ビッグニュースキャンペーン終了後の1年後からはわずかに逆転します)。
携帯乗り換えには、手数料や解除料もかかってしまいますので、短期的に見た場合はデメリットの方が大きいでしょう。
また、シンプルプランSSは無料通話のついていない30秒当たり20円の通話料が発生する料金プランですので、電話をあまり使用しないユーザーでも多少の通話料が発生する可能性が高くなります。
データシェアでメリットを受けるには?
上記の例の場合、30Gまで使用できるので、スマホの使い方が変わらなければ、10G以上の余裕があります(父6G、母2G、子10Gとして18G)。例えば、もう一人必要な回線があり4人で分け合う場合はauの料金プランよりも安くなる可能性が高くなります。
また、長期的にドコモの利用を予定しているユーザーにとってはdocomo withやずっとドコモ割の割引により安く利用することができます。
逆に注意点としては、家族の誰かが大量にデータを使用してしまいデータ容量をオーバーしてしまった場合、家族全員が速度制限を受けてしまいます。
3まとめ
データ容量シェアプランの観点から、auからドコモに携帯乗り換えをする際にメリットが生まれるか否かを検討してみました。
ドコモのウルトラシェアプランは、回線数が4回線以上あるユーザーや3年以上長期にわたってドコモを使う可能性が高いユーザーにとっては月々の使用料を安く抑えられる可能性があるといえますが、条件がピッタリ合わないと使い勝手のよくないサービスでもあります。
データ容量に関して忘れてはならないのがソフトバンク。ドコモ同様「家族データシェア」という分け合いプランもありますが、それ以上に注目すべきプランが50Gまで使用できる「ウルトラギガモンスター」です。
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