auからソフトバンクへガラケー乗り換え｜料金比較とMNP手順

ガラケー（4G LTEケータイ）のメリットは、月額料金の安さと「電話・メールに特化した使いやすさ」です。
スマホほど多機能でなくてもよい方にとっては、今でも十分に現役の選択肢といえます。

そのなかでも、「今はauのガラケーだけれど、できるだけ毎月の料金を下げたい」という方は少なくありません。
料金プランの名前や仕組みは年々変わりますが、現在もauとソフトバンクでは4G LTEケータイ向けのプランが提供されています。

そこで本記事では、auのガラケーからソフトバンクのガラケー（4G LTEケータイ）に乗り換えた場合の料金イメージと、実際のMNP手順を整理します。
2025年時点の公式情報をベースに、どんな使い方ならソフトバンクに乗り換えるメリットが出やすいかを確認していきます。

なお、本記事の料金・キャンペーン内容は2025年時点の各社公式情報をもとにした目安です。
実際の金額や条件は変更になる場合があるため、申し込み前に必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

ガラケーをauからソフトバンクに乗り換え（MNP）する料金比較

2025年現在、3Gサービスは終了し、ガラケーは4G LTE対応ケータイ（いわゆるガラホ）が中心です。
ここでは、auとソフトバンクそれぞれの「4G LTEケータイ向け料金プラン」の考え方を押さえたうえで、月額料金のイメージを比較していきます。

2025年時点の「ガラケー（4G LTEケータイ）」の前提

現在のガラケーは、スマホ同様4G回線を利用しつつ、物理キー中心の操作性を残した端末が主流です。
音声通話はVoLTEを使い、インターネットやメールも必要に応じて利用できます。

一方で、料金プランはスマホと同様に「音声プラン＋データ通信＋オプション」を組み合わせる形になり、かつ旧来の3G向けプランやキャンペーンの多くは終了しています。
そのため、昔の「ガラケー通話し放題割」などの情報を前提に料金をイメージすると、現在の実際の請求額とズレてしまう点に注意が必要です。

auのガラケー料金プラン（ケータイプラン）

auの4G LTEケータイ向けには、シンプルな専用プラン「ケータイプラン」が用意されています。
音声通話を中心に、必要に応じて少量のデータ通信を追加する構成です。

例えば、個人向けの代表的な料金イメージは次のようになります（端末代金・各種割引適用条件などは別途）。

項目	内容	月額料金（目安・税込）
ケータイプラン（通話のみ）	音声通話がメインの基本プラン	1,188円／月
データ利用（300MB）	メールや簡単なWeb閲覧向け	＋330円／月
合計（通話＋300MB）	4G LTEケータイで音声＋軽いデータ利用	1,518円／月

上記に加えて、通話が多い方向けには「通話かけ放題」や「5分以内かけ放題」のような通話オプションを後付けできる仕組みになっています。
通話料をどこまで定額にするかによって、トータルの月額が変わるイメージです。

ソフトバンクのガラケー料金プラン（ケータイ4GBプラン）

ソフトバンクの4Gケータイ向けには、データ容量4GBがセットになった「ケータイ4GBプラン」が用意されています。
音声プランとデータプラン、割引をまとめたプランで、対象条件を満たせば1年目の基本料を抑えられるのが特徴です。

代表的な料金イメージは次の通りです（機種代金は別、各種条件を満たした場合の目安）。

項目	内容	月額料金（目安・税込）
ケータイ4GBプラン	音声＋データ4GBの基本料（1年目）	1,078円／月
ケータイ4GBプラン（14か月目以降）	割引終了後の基本料	2,266円／月
通話オプション	5分以内／24時間かけ放題など	＋数百～1,000円台／月

通話オプションなしの場合、通話料は30秒あたりの従量課金となります。
一方で、通話定額オプションを組み合わせることで、ガラケーでも「短時間かけ放題」や「国内通話かけ放題」の使い方に近づけることができます。

auとソフトバンクのガラケー料金イメージ比較

ここまでの内容を踏まえて、ガラケーをauからソフトバンクに乗り換えた場合の、おおまかな料金イメージを整理します（端末代金・各種割引・家族割・ショップ独自特典などは含まない、個人利用の一例です）。

利用イメージ	au（ケータイプラン）	ソフトバンク（ケータイ4GBプラン）
通話少なめ・データほぼ使わない	ケータイプラン（通話のみ）で約1,188円／月	ケータイ4GBプランで1年目1,078円／月～
通話少なめ・メールや軽いWebを使う	通話＋300MBで約1,518円／月	4GBまでデータ利用可能で1年目1,078円／月～
通話多め・かけ放題を付けたい	ケータイプラン＋通話オプションで2,000円台～	ケータイ4GBプラン＋通話オプションで2,000円台後半～

ざっくり言えば、「通話時間はそれほど長くないが、データをある程度使いたい方」ほど、ソフトバンクのケータイ4GBプランのメリットが出やすい構造になっています。
一方で、通話メイン・データほぼなしであれば、auのケータイプラン（通話のみ）はシンプルかつ分かりやすいプランです。

どちらが「絶対に安い」というよりも、自分の通話量・データ量・契約年数のイメージに合わせて、シミュレーションしながら比較することが重要です。

ガラケーをauからソフトバンクに乗り換え（MNP）する手順や費用

料金のイメージを押さえたら、次は実際の乗り換え手順です。
ここでは、auのガラケーからソフトバンクのガラケーにMNPする際の大まかな流れと、注意しておきたい費用のポイントを整理します。

乗り換え（MNP）の基本ステップ

ガラケーからのMNPといっても、スマホからのMNPと流れはほぼ同じです。
大まかには、次の3ステップで完了します。

それぞれのステップで、事前に確認しておきたいポイントを見ていきます。

STEP1：auでMNP予約番号を取得する

まずは、現在契約中のauで「MNP予約番号」を発行してもらいます。
MNP予約番号は、電話番号そのままで他社へ乗り換えるために必要な10桁の番号です。

取得方法は、主に次のようなパターンがあります。

MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めて15日間です。
ソフトバンク側での手続きに数日かかる場合もあるため、有効期限に余裕を持って申し込むと安心です。

STEP2：ソフトバンクでMNP新規契約をする

MNP予約番号を取得したら、有効期限内にソフトバンクで「のりかえ（MNP）」手続きを行います。
手続き先は、主に次の3パターンです。

契約時には、次のようなものを用意しておくとスムーズです。

• MNP予約番号
• 本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証＋補助書類 など）
• 支払い方法に関する情報（クレジットカード番号、または金融機関口座情報＋届出印など）

ショップや申込方法によっては、事務手数料の有無・金額が異なる場合があります。
また、端末代金は一括払い・分割払いから選べることが多いため、予算に合わせて支払い方法を検討しておきましょう。

STEP3：MNPにともなう費用と注意点

以前は、他社に乗り換える際に「MNP転出手数料（3,000円前後）」がかかるのが一般的でしたが、現在は多くのキャリアで転出手数料が廃止されています。
そのため、「番号を持ち出すこと自体」にかかる手数料は原則0円と考えてよいケースが増えています。

一方で、次のような費用・条件には引き続き注意が必要です。

特に、古い契約のまま長く利用している方ほど、「解約金はもう発生しないと思っていたのに、実は旧ルールのままだった」というケースもあります。
MNPを申し込む前に、My auやサポート窓口で現在の契約状況と解約時の費用を必ず確認しておくと安心です。

まとめ

ガラケーをauからソフトバンクに乗り換える場合、2025年時点では次のようなポイントを押さえておくと比較しやすくなります。

「短い通話がメインで、メールやちょっとした検索ができれば十分」という方は、ソフトバンクのケータイ4GBプランを候補に入れる価値があります。
一方で、ほとんどデータ通信を使わず、電話とSMSだけを重視する方は、auのケータイプランのまま見直しをする選択肢もありえます。

いずれにしても、実際の月額料金は端末代金や割引適用条件によって変わります。
auからソフトバンクへの乗り換え（MNP）を検討する際は、「現在の利用状況を整理したうえで、両社の公式サイトとショップで見積もりを取り、比較する」のがおすすめです。

そのうえで、乗り換え先をまだ決めきれていない場合は、当店モバシティまでお気軽にご相談ください。

ソフトバンクのガラケー・スマホの最新機種や料金プランの比較、MNP手続きの流れまで、専門スタッフが丁寧にサポートいたします。
「自分の場合はいくらぐらいになるのか？」を一緒に確認しながら、無理のない乗り換えプランを検討していきましょう。