携帯乗り換えに必要なもの|ドコモ・au・ソフトバンクの手続きガイド

携帯乗り換え(MNP)の基本は、「旧キャリアでMNP予約番号を取得して、新キャリアで新規携帯契約をする」流れです。
とはいえ、いざ手続きしようとすると、「何を用意すればいい?」「ショップとオンラインはどちらがいい?」が分かりづらく、手続きの違いや事務手数料の差に不安を感じる方も多いはずです。
本記事では、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれについて、MNPで新規契約するときの手続きの流れと「事前に必要なもの」を整理します。とくに「ショップに行く前・オンラインで申し込む前に、最低限ここだけ押さえておけば大丈夫」というポイントを中心に解説します。
近年は、Web申し込みでMNP予約番号が不要になる「MNPワンストップ」方式にも対応するサービスも増えていますが、本人確認書類・支払い方法・MNP有効期限の考え方はほぼ共通です。ここでは従来どおりMNP予約番号を使った手続きをベースにしつつ、準備の考え方が分かるようにまとめています。
ドコモのMNP新規携帯契約の手続き方法・手順・必要なもの
ドコモでMNPの新規携帯契約をする場合は、主に次の2つの方法があります。
- ドコモショップ(店頭)で手続きする
- ドコモオンラインショップ(Web)で手続きする
どちらの方法でも、基本的に準備するものは共通です。ただし、契約事務手数料や端末の受け取り方法などの細かい条件は、店頭とオンラインで異なる場合があります。
①ドコモショップで手続きする場合
お近くのドコモショップでは、MNPによる新規契約と端末購入をまとめて手続きできます。混雑する時間帯も多いため、来店前に来店予約をしておくと待ち時間を短縮しやすくなります。
契約は基本的に契約者本人の申し込みが必要です(家族名義など一部例外を除き、代理人のみでの手続きはできません)。
ドコモショップで必要なもの
ドコモショップでMNP新規契約をするときは、次のものを準備しておきましょう。
-
MNP予約番号(有効期限内のもの)
予約当日を含めて15日間の有効期限があるため、期限に余裕のあるうちに手続きを進める必要があります。 -
契約者本人の確認書類
例:運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、健康保険証+補助書類、住民基本台帳カード(顔写真付き)、在留カード など。
未成年者の場合は、本人確認書類に加えて親権者の同意書・親権者の本人確認書類が必要です。 -
毎月の支払い方法に関する情報
契約者本人名義のクレジットカード、または口座振替に利用する預金通帳と届出印などを準備します。 -
契約事務手数料
MNPでの乗り換えを含む新規契約時には契約事務手数料4,950円(税込)がかかり、初回の利用料金と合わせて請求されます(ドコモショップなど店頭手続きの場合・2025年12月時点)。
ドコモショップでは印鑑ではなく契約者本人のサインで手続きできるケースが一般的です。必要なものをそろえておけば、その場の手続き自体はそれほど難しくありません。
②ドコモオンラインショップで手続きする場合
ドコモオンラインショップを利用すれば、自宅などから24時間いつでもMNP新規契約の申し込みができ、事務手数料を抑えられるのが大きなメリットです。
2025年12月時点では、ドコモオンラインショップでの新規契約事務手数料は無料(0円・税込)となっており、店頭との差が生まれています。
オンライン手続き前に準備しておくもの
オンラインでスムーズに申し込むため、事前に次の項目を確認・準備しておくと安心です。
- MNP予約番号と有効期限
- 転入予定の携帯電話番号
- 契約者情報(氏名・生年月日・住所など)
- 本人確認書類の画像データ(スマホで撮影したJPEGなど)
- クレジットカードまたは口座振替用の口座情報
ドコモオンラインショップでの主な手続きの流れ
詳細な画面表示は変わることがありますが、おおまかな流れは次の通りです。
- パソコンまたはスマホから「ドコモオンラインショップ」にアクセスし、希望する機種のページを開く。
- 購入方法(一括・分割)や本体カラー、オプション品などを選択し、「他社からののりかえ(MNP)」を選ぶ。
- カート画面で購入内容を確認し、「ご注文手続きへ」を選択する。
- 契約者情報と配送先情報を入力し、MNP予約番号・転入予定の電話番号を入力する。
- 本人確認書類を画像アップロードで提出する(スマホで撮影した画像をそのまま使えるケースが一般的です)。
- 希望する料金プラン・オプションサービスを選択し、支払い方法(一括/分割、クレジットカードなど)を設定する。
- 注文内容を最終確認し、問題なければ申し込みを確定する。
申し込み完了後は、審査・出荷を経て端末やSIMカードが自宅に届きます。配送日数は在庫状況や配送先によって変わるため、申込画面に表示される目安日程を必ず確認しておきましょう。
auのMNP新規携帯契約の手続き方法・手順・必要なもの

auでMNPの新規携帯契約をする場合も、基本的な選択肢は次の2つです。
- auショップ(店頭)で手続きする
- au Online Shop(Web)で手続きする
どちらの方法でも、準備するもの自体はほぼ共通です。一方で、頭金の有無など、店舗とオンラインで条件が変わる部分もあります。
①auショップで手続きする場合
auショップでも、MNPによる新規契約と端末購入をまとめて手続きできます。混雑する時間帯も多いため、来店前に来店予約をしておくと待ち時間を短縮しやすくなります。
契約は基本的に契約者本人の申し込みが必要です(未成年の場合は親権者の同意が必要になります)。
auショップで必要なもの
auショップでMNP新規契約をするときは、次のものを準備しておきましょう。
-
MNP予約番号(有効期限内のもの)
MNP予約番号には取得日を含めて15日間の有効期限があり、有効期限が切れていると手続きができません。期限に余裕を持って来店することが大切です。 -
印鑑
契約書への押印が必要になるため、シャチハタ以外の印鑑を持参します。 -
契約者本人の確認書類
例:運転免許証、運転経歴証明書(顔写真付き)、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳、特別永住者証明書、在留カード+外国発行パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、健康保険証など。
未成年者の場合は、本人確認書類に加えて親権者の同意書・フィルタリングサービス申出書・親権者の本人確認書類が必要です。 -
月々の支払い手続きに必要なもの
クレジット払いの場合は契約者名義のクレジットカード、口座振替の場合はキャッシュカードまたは預金通帳と届出印を用意します。 -
契約事務手数料
新規契約・他社からの乗り換え(MNP)時には、契約事務手数料3,850円(税込)がかかり、初回の利用料金に合算して請求されます(2025年12月時点)。 -
下取りを希望する場合の端末
他社で利用していた携帯電話本体を下取りに出す場合は、本体も忘れずに持参します。
MNP予約番号の有効期限さえ意識しておけば、必要なものはそれほど多くありません。事前にチェックリストを確認してから来店すると安心です。
②au Online Shopで手続きする場合
au Online Shopを利用すれば、自宅から24時間いつでもMNP新規契約の申し込みができ、店舗に行かなくてよいのがメリットです。一方で、契約事務手数料は店頭と同額の3,850円(税込・2025年12月時点)がかかります。
ただし、オンラインでは端末の「頭金」が不要になるケースが多く、ショップと比較してトータルの初期費用を抑えやすい点が特徴です。
オンライン手続き前に準備しておくもの
オンラインでスムーズに申し込むため、事前に次の項目を確認・準備しておきましょう。
- MNP予約番号と有効期限
- 転入予定の携帯電話番号
- 契約者情報(氏名・生年月日・住所・連絡先メールアドレスなど)
- 本人確認書類の画像データ(スマホで撮影したJPEGなど)
- クレジットカード情報(au Online Shopでは商品代金の支払いにクレジットカードが必要)
au Online Shopでの主な手続きの流れ
画面デザインは変わることがありますが、おおまかな流れは次の通りです。
- au Online Shopにアクセスし、申し込みガイドから「他社から乗り換え(MNP)」を選択する。
- 購入する機種を選び、購入方法(「一括支払い」または「分割支払い」)を選択する。
- 契約者情報を入力する。承諾事項に同意し、元のキャリアで発行したMNP予約番号(10桁)と有効期限、現在利用中の携帯電話番号などを入力する。
- 本人確認書類を画像アップロードで提出する。スマホで撮影したJPEG画像をアップロードする方式が一般的です。
- 料金プランや割引サービスなど、希望するサービス契約情報を入力・選択する。
- クレジットカード情報を入力し、支払い方法を登録する。
- 注文内容を確認し、問題がなければ申し込みを確定する。
au Online Shopでは、事務手数料はかかるものの、頭金が不要であったりオンライン限定の特典が用意されていたりする場合があります。「ショップで相談しながら手続きしたいか」「自分で落ち着いて比較しながら申し込みたいか」を基準に、自分に合った申し込み方法を選ぶとよいでしょう。
ソフトバンクのMNP新規携帯契約の手続き方法・手順・必要なもの
ソフトバンクでMNPの新規携帯契約をする場合も、基本的な選択肢は次の2つです。
- ソフトバンクショップ(店頭)で手続きする
- SoftBankオンラインショップ(Web)で手続きする
どちらの方法でも準備するものはほぼ共通ですが、契約事務手数料や端末の頭金、受け取り方法などで条件が異なります。
①ソフトバンクショップで手続きする場合
お近くのソフトバンクショップでも、MNPによる新規契約と端末購入をまとめて手続きできます。混雑する時間帯が多いため、来店前に来店予約をしておくと待ち時間を短縮しやすくなります。
契約は基本的に契約者本人の申し込みが必要で、未成年の場合は親権者の同意が必要です。
ソフトバンクショップで必要なもの
ソフトバンクショップでMNP新規契約をするときは、次のものを準備しておきましょう。
-
MNP予約番号(有効期限内のもの)
MNP予約番号の有効期限は予約日を含めて15日間です。有効期限が切れてしまうと手続きできないため、期限に余裕を持って来店することが大切です。 -
契約者本人の確認書類
例:運転免許証、日本国パスポート、マイナンバーカード(個人番号カード)、健康保険証+(住民票・公共料金領収書・官公庁発行の書類のいずれか)、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳、在留カード+外国パスポート、特別永住者証明書など。
未成年者の場合は、本人確認書類に加えて親権者の同意書・親権者の本人確認書類が必要です。 -
支払い手続きに必要なもの
クレジット払いの場合は契約者名義のクレジットカード、口座振替の場合は預金通帳と届出印などを用意します。 -
印鑑(契約者本人のサインで代替できる場合もあります)
店舗ごとに運用が異なる場合があるため、心配な場合は印鑑も持参しておくと安心です。 -
契約事務手数料
ソフトバンクショップなど店頭で新規契約(MNPを含む)する場合、契約事務手数料4,950円(税込)がかかり、初回の利用料金と合わせて請求されます(2025年12月時点)。
必要なものを事前にそろえておけば、当日の手続きはスタッフの案内に沿って進めるだけなので、難しい内容は多くありません。
②SoftBankオンラインショップで手続きする場合
SoftBankオンラインショップを利用すれば、自宅から24時間いつでもMNP新規契約の申し込みができるのが大きなメリットです。
2025年12月時点では、オンラインショップの契約事務手数料は受け取り方法によって次のように変わります。
- 自宅などへ直接配送で受け取る場合:契約事務手数料3,850円(税込)
- 店舗受け取りを選択した場合:契約事務手数料4,950円(税込)
同じオンライン申込みでも、受け取り方法によって手数料が変わるため、「自宅受け取り」か「店舗受け取り」かを選ぶ際は注意が必要です。
オンライン手続き前に準備しておくもの
オンラインでスムーズに申し込むため、事前に次の項目を確認・準備しておきましょう。
- MNP予約番号と有効期限
- 転入予定の携帯電話番号
- 契約者情報(氏名・生年月日・住所・連絡先メールアドレスなど)
- 本人確認書類の画像データ(スマホで撮影したJPEGなど)
- クレジットカード情報(SoftBankオンラインショップでは商品代金の支払いにクレジットカードが必要になるケースが一般的)
SoftBankオンラインショップでの主な手続きの流れ
画面デザインは変わることがありますが、おおまかな流れは次の通りです。
- SoftBankオンラインショップにアクセスし、購入したい機種を選ぶ。
- 機種の容量やカラーを選択し、「お申込み種別」で「のりかえ(MNP)」を選ぶ。
- 料金プランやパケット定額サービス、各種オプション(通話オプション・保証サービスなど)を選択する。
- 契約者情報・住所・連絡先、MNP予約番号や有効期限、現在利用中の電話番号などを入力する。
- 本人確認書類を画像アップロードで提出する(スマホで撮影した画像をアップロードする方式が一般的です)。
- 支払い方法としてクレジットカード情報を入力し、支払い条件(一括払い・分割払いなど)を設定する。
- 契約内容・料金を確認し、問題がなければ申し込みを確定する。
申し込み完了後は、審査と出荷を経て端末やSIMカードが届きます(店舗受け取りを選んだ場合は、指定店舗での受け取りになります)。契約事務手数料とあわせて、頭金の有無やオンライン限定の特典なども比較しながら、ショップかオンラインかを選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、MNP携帯新規契約の手続き方法・手順と、ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれで事前に用意しておくべきものを整理しました。いずれのキャリアでも、ショップとオンラインショップの両方でMNP転入手続きと機種購入が可能です。
共通して重要なのは、次の3点です。
- MNP予約番号は「予約日を含めて15日間」の有効期限があり、期限を過ぎると再発行が必要になること。
- 本人確認書類や支払い方法(クレジットカード・口座情報)を事前に準備しておくと、ショップでもオンラインでも手続きがスムーズになること。
- 契約事務手数料や端末の頭金は、ショップとオンライン、さらにオンラインの受け取り方法によっても金額が変わること。
とくにソフトバンクへの乗り換え(MNP)をお考えの方は、当店モバシティをご活用ください。
乗り換えの段取りや必要なものの確認はもちろん、ソフトバンクの最新機種やキャンペーン情報もまとめてご案内いたします。オンラインと店頭のどちらが向いているか迷っている場合も、お客さまの状況に合わせてご提案いたしますので、不明点や不安な点があれば「お問い合わせ」からいつでもご相談ください。




