MNPする前のSIMカードって返却?正しい対応と注意点
ソフトバンク・ドコモ・auなどのいわゆる「大手3キャリア」。
マイネオやBIGLOBE、楽天モバイルなどの「格安SIM」。
携帯業界には数多くのキャリアが存在し、豊富な料金プランが提供されています。
皆さんはMNP(携帯乗り換え)で他社に移行したことはありますか?
大手3キャリア間はもちろん、最近では基本料金が安くなると格安SIMへのMNPも盛んです。
ただ、MNPをした際に手元に残る、「前のSIMカード」をどう処理すれば良いのか困るのでは?
「前のSIMカード 返却」と検索してみると、前のSIMカードの返却って義務なのかな…といった書き込みが。
前のSIMカードをどうすればいいのか疑問と不安を抱えている方が多いようです。
そこで、今回はMNPした後に残る前のSIMカードの正しい処理内容と注意点についてまとめたいと思います。
SIMカードの処分方法に悩んでいる方は必見です。
MNPって何?
冒頭で、格安SIMへの“MNP”も盛んに行われて…と紹介しました。
MNPって聞いたことはあるけどよくは知らない…という方も多いのでは?
①「携帯番号ポータビリティ」のこと
MNPとは「携帯番号ポータビリティ」のこと。
契約中のキャリアから新しいキャリアへ、電話番号を変えることなく乗り換えられる制度のことです。
例えば、MNPを利用すれば、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたとしても電話番号は変わりません。
電話番号は個人情報の1つと言えるもの。
MNPがあることで、より自分に合ったキャリアへと自由に乗り換えられる訳です。
②“MNP予約番号”を取得して契約するだけ
MNPの大まかな流れを以下にまとめました。
- 契約中のキャリアから”MNP予約番号”を取得する
- 新しいキャリア(格安SIMなど)と契約をする
- 端末にSIMカードを挿入し、”初期設定”をする
“MNP予約番号”を取得する以外は、基本的に新規契約と同じです。
MNP予約番号も契約中のキャリアショップ、電話などで取得できるのでMNP自体は簡単です。
MNPする前のSIMカードは返却しないとだめ?
MNPすると必ず出てくるのが”前のSIMカード”。
SIMカードと聞くと、大切な個人情報が入っているのでは…と手放すのは不安です。
では、前のSIMカードは返却する必要があるのか?詳しくご紹介しましょう。
①SIMカードって何?
SIMカードとは固有の識別番号や“携帯電話番号”などが記録されたICカードのこと。
端末にSIMカードを挿入することで、通話や通信などのサービスが使える訳です。
SIMカードを紛失すると、別の誰かに利用されることもあるので正しく管理・利用する必要が。
電話帳やログインデータなど“個人情報”も含まれ、前のSIMカードを安易に手放すの危険です。
公式サイト:一般社団法人 電気通信事業協会
②前のSIMカードは誰のもの?
「前のSIMカード 返却」と検索してみてください。
MNPしたのですが、前のSIMカードは返却しないとだめ…といった質問が数多く投稿されています。
確かに、個人情報が記録されているかもしれないものを、不用意に返却するのには不安が。
結論を申し上げると、前のSIMカードの所有権は“キャリア側”にあります。
というのも、前のSIMカードはあくまでキャリア側から貸与されたもの。
キャリア(格安SIMなど)との契約が解消された時点で、前のSIMカードは返却する必要があるのです。
公式サイト:マイネ王
③前のSIMカードの対応は格安SIMごとに違う
前のSIMカードを返して…とキャリア側から要求されることはまずないでしょう。
大手キャリア間のMNPではまず要求されないことです。
格安SIMでもほとんどのキャリアで、要求された…という話は聞いたことがありません。
実は、前のSIMカードについてはキャリアごとに対応が異なるのです。
- 大手キャリア…返却の必要はあるが、MNPではまず要求されない
- 格安SIM…SIMカードの種類によって返却の必要・不要が変わる
例えば、格安SIMの中でも人気の“BIGLOBE”。
- タイプA…SIMカードの返却は不要(自己責任での破棄)
- タイプB…SIMカードの返却は必要(送付先まで郵送)
利用中の格安SIMの対応を確認しておくと、安心してMNP(乗り換え)できます。
公式サイト:BIGLOBE
④前のSIMカードを返却しないとペナルティ?
前のSIMカードを返却しないと気になるのは、ペナルティ(罰則)はあるのか?ということ。
結論を申し上げると、前のSIMカードを返却しなくとも(基本的には)ペナルティはありません。
ただし、格安SIMの中には、“違約金”を請求してくるところも。
SIMカードはキャリアから貸与されているもの…、という考えから返却した方が安心です。
MNPする前のSIMカードの返却方法
前のSIMカードは返却しなくとも基本的には問題ありません。
ただし、キャリアから貸与されているものですから、返却した方が良いのは確かです。
①前のSIMカードは格安SIMへ“郵送”
前のSIMカードの返却はキャリア側(格安SIMなど)へ”郵送”します。
- 台紙(用紙)に前のSIMカードを貼り付ける
- 台紙ごと前のSIMカードを封筒に入れる
- 封筒をしっかり封し、所定の住所へ”郵送”する
例えば、格安SIMの1つ“OCN モバイル ONE”。
SIMカード返却先
〒143-0006
東京都大田区平和島3-6-1
東京団地倉庫A2
住友倉庫内「OCN SIMカード回収係」行
郵送にかかる“切手代(郵便料)”は利用者側の負担なので注意しましょう。
②返却する前に知っておきたい注意点
前のSIMカードを返却する前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
- 返却するのは“SIMカードのみ”(SIMカード以外を郵送すると、返送されることが)
- ”返却=解約”ではない(MNPが完了するまで基本料金は発生する)
- 返却にかかる費用は利用者側の負担(切手代や郵送料など)
- SIMカード内のデータ消去は自己責任(消去されているものとして処理される)
先述した通り、SIMカード内には識別番号や電話番号。
電話帳(連絡先)やログイン情報などの”個人情報”も含まれていることが。
前のSIMカードを返却する前に、必ず”データ消去”を行ってください。
データの消去方法は“(端末の)初期化”をすれば良いだけと簡単です。
ただし、端末内の情報まで消去されるので、実践する前には”バックアップ”を取っておきましょう。
まとめ
今回は、MNPする前のSIMカードって返却しないとだめ?という疑問についてまとめてみました。
結論として、基本的には返却しなくとも大丈夫です。
ただ、キャリア(格安SIMなど)によっては返却しないと“違約金”を請求されることが。
前のSIMカードはキャリア側の所有物なので、返却しておいた方が安心ではあります。
前のSIMカードは“郵送”で返却してください。
しかし、SIMカード内には電話帳やログイン情報などの個人情報も。
返却する前には“(端末の)初期化”を忘れずに行いましょう。
もし、MNPに関すること、前のSIMカードの対処に悩んでいるのなら”モバシティ”にご相談ください。ソフトバンクのお得な料金プランのご提案から、MNP(乗り換え)のサポートに至るまで幅広く対応いたします。
ソフトバンクへ乗り換えする場合はモバシティで!
ソフトバンクで新規契約や他社から乗り換えするときは現金2万円キャッシュバックがもらえるWEB代理店モバシティがおすすめです。
実際に筆者も携帯乗り換えをして感じたメリットは以下の5つ。
- ソフトバンクの公式代理店なので安心
- メールと電話で手続きできるので待ち時間がほぼない
- 余計なオプションやセールスがない
- 機種の頭金1万円がかからない
- キャッシュバックは2日ほどでもらえた
デメリットはスタッフの顔がみれないことぐらいです。
利用の流れは
- メールか電話で状況を伝えて見積りをもらう
- 納得したら契約の意思を伝える
- 契約成立後、本体と書類が2日前後で届く
問い合わせをしてから営業電話が来るといったこともなかったので気になった方はぜひ一度お問い合わせを。
見積りだけ取ることも可能です。