ソフトバンク回線が「3Gになる」?原因と4G・LTEに戻す方法!
ソフトバンク回線がなぜか3Gになるという悩みを抱えてはいませんか?
実は、4G・LTEで契約していても、使用環境や利用状況によっては3Gになることがあるのです。4G・LTEと比較して3Gはひと昔前の通信規格なので、どうしても通信速度は遅くなります。
支払料金は変わらないのに、通信速度は意味もわからず遅くなるのは、モヤモヤした気分になりますよね。
そこで、今回はソフトバンク回線が3Gになる原因と、4G・LTE通信に戻す方法について詳しくご紹介しましょう。
1.ソフトバンク回線が3Gになる原因
ソフトバンクはドコモやauと並び、「大手キャリア3社」と呼ばれるほど大きな携帯電話事業者です。独自に基地局(携帯電話の電波中継基地)を所有し、全国にソフトバンク回線網を展開しているだけあり、基本的には高速で安定した通信環境と言えます。
ですが、まれに「4G・LTEが3Gに表示が変わって通信速度が遅くなる…。」という声をお聞きします。
それにはいくつか考えられる原因があるので、まずは、3Gになる原因を見ていきましょう。
4G・LTEのエリア外にいる
3Gになる原因として、もっとも考えられるのが「4G・LTEのエリア外にいる」ことです。
というのも、3Gと4G・LTEでは通信規格が異なります。
- 3G…対応エリアは広いものの、通信速度は4Gよりも遅い
- 4G・LTE…通信速度は速いが、3Gよりも対応エリアは狭い
また、3Gと比較して、4G・LTEは障害物に弱いという特徴もあります。そのため、地方の4G・LTEエリア外はもちろん、都内であってもビルに電波を遮られると3Gになることがあるのです。
設定で4GがOFFになっている
「設定で4G・LTEがOFFになっている」のも3Gになる原因の1つです。
スマホの設定から4G・LTEをOFFにしてしまうと、強制的に3Gになります。
仕事やプライベートで海外に渡航するとき、万が一高額通信を防ぐためにあえて4G・LTEをOFFにしておく方が、帰国したときにONにし忘れることがあるようです。
ちなみに、ソフトバンクまたはソフトバンク回線の格安SIMを窓口で手続きすると、販売員がスマホの初期設定をしてくれます。初期設定には4G・LTEを拾うための操作も含まれており、設定したことで4G・LTEの通信を利用できる訳です。
スマホの調子が悪い
3Gになる原因として「スマホの調子が悪い」のも考えられます。
4G・LTE対応のスマホであっても、長年使用していると電波を捕まえる能力が下がってきます。4G・LTEをうまく捕まえられないとき、スマホは自動で3Gに切り替えるのです。5年以上、同じスマホを使っている方は3Gになりやすいと言えます。
4G・LTE回線が3Gになるのはこの3つが原因です。
「エリア外にいる」や「設定OFF」の問題の方ならこれで解決ですが、スマホの調子がどうもおかしいという方はお近くのショップに相談した方がいいかもしれません。
2.ソフトバンク回線を4G・LTEに戻す3つの対処法!
これまで4G・LTEで快適に使えていたものが突然3Gになると、かなり通信速度が下がったと感じるはずです。そこで、3Gになったときの4G・LTEに戻す3つの対処法を紹介します。
4G対応エリアマップを確認する
ソフトバンク参照
まず、回線が3Gになるのであれば、現在地が4G対応エリアなのかどうかを「4G対応エリアマップ」から確認しましょう。
ソフトバンクでは公式サイト上で、ソフトバンク回線の4G・LTE対応エリアを紹介しています。エリアマップ内で赤色に表現されている場所は4G・LTE対応エリアです。もし、対応エリア外にいるのであれば、対応エリアに戻るだけで改善します。
ネットワーク設定を確認する
次に、対応エリア内でも3Gになるときは、「ネットワーク設定」を確認してみてください。
スマホから「ネットワーク設定」を確認する方法を以下にまとめました。
<ネットワーク設定(iPhone)>
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「その他の設定」を選択する
- 「ネットワーク設定」を開く
- 「モバイルネットワーク」を開く
- 「4G/3G/GSM設定」を開く
- 「手動」を選択する
- 「4G/3G/GSM」か「4G/3G」を選択する
<ネットワーク設定(Android)>
- ホーム画面から「設定」を開く
- 「その他の設定」を選択する
- 「モバイルネットワーク」を開く
- 「LTE(または4G)」を選択する
※Androidは機種によって操作の異なることがあります。
USIMカードを入れ直す
ネットワーク設定を確認しても3Gのときは、端末の側面またはバッテリー周辺にある「USIMカード」を入れ直してみます。
「USIMカード」は契約者の情報、電話番号などの通信設定を保持しておくためのものです。スマホとUSIMカードとの接触が悪い、電波状況が不安定なときに3Gになることがあるので、「USIMカード」を入れ直すと改善することがあります。
近くのキャリアショップに行く
もし、上記の3つを試しても3Gになるのであれば、他の原因が考えられます。
例えば、スマホが故障していたり、USIMカードが破損していたりなどです。皆さんでは対処できない原因なので、近くのキャリアショップまたは契約した窓口に相談してください。近くのキャリアショップはソフトバンクの公式サイトから検索できます。
3.まとめ
快適な通信環境だったものが、突然速度が遅い3Gになるのは困りますよね。
あまりスマホに詳しくない方だと、「スマホが壊れた…」とびっくりしてしまうかもしれません。もちろん、スマホの調子が悪くて、3Gになることもあります。
しかし、大抵の原因は4G・LTEの対応エリア外だったり、設定をOFFにしていたりなどが多いようです。つまり、対処法を知っていれば安心してスマホを使い続けられます。どうしても原因が分からないときは、近くのキャリアショップに行くことをオススメします。